2012年2月発表 11年第4四半期GDP改定値 為替チャート
11年第4四半期GDP改定値 ドル/ユーロ/円/ポンド/チャート
2012年2月29日(水)日本時間 22:30時発表。
前回+2.8% 市場予想+2.8% 結果+3.0%
米国の昨年第4四半期のGDPは、1月に発表されていた速報値の2.8%を0.2ポイント上回って、3%のプラスという結果になりました。この結果は米国商務省が発表している数値です。年率に換算して前の期よりも3%のプラスとなっています。
具体的には、GDPの約7割を占めている個人消費が前の期と比べて2.1%増加しています。速報値と比べると0.1%の改善となっており、また、企業の設備投資についても速報値より1.1ポイント上昇の2.8%となる大幅な上方修正となっています。
アメリカのGDPは6期ぶりの高い伸び率となっていまして、景気回復に対する期待がどんどんと高まってきていますね。ただ、住宅市場がまだ本調子ではありませんので、景気がどこまで持続的に改善してくるかというのが今後の見所となります。
またこの日は経済指標以上に注目された2つのイベントがありました。欧州ではECBによる2回目のLTRO結果発表、米国ではバーナンキFRB議長による半期に一度の議会証言が行われ、LTROは前回を上回る金額と参加金融機関が発表。バーナンキFRB議長の議会証言ではQE3への発言が見られず、為替も大きく反応しました。
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