2012年8月発表 7月米雇用統計 為替チャート
7月米雇用統計 ドル/ユーロ/円/ポンド/チャート
2012年8月3日(金)日本時間 21:30時発表。
【非農業部門雇用者数】
前回+6.4万人 市場予想+10.0万人 結果+16.3万人
【失業率】
前回8.2% 市場予想8.2% 結果8.3%
7月度の雇用統計が発表された。結果としては雇用者数が大幅に増えて、16万3000人増加となりました。この増加率は過去5ヶ月を見ても一番大きな伸びとなりました。その一方で失業率については8.3%になり前月の失業率より上昇するという結果になり予想よりもわずかに上となりました。これは労働人口増減が先月の+15.6万人から-15.0万人に、さらに失業者増減が+2.9万人から+4.5万人へと増えたことにより失業率が押し上げられています。
どちらの結果も悪ければ金融政策がすぐさま行われるだろうと見られていたのですが、雇用者数の増加があったので金融政策が行われるのかどうか見通しがつかなくなってしまいました。
雇用者数の増加については3ヶ月連続で10万割れという結果になっていたのですが、今回10万人以上の雇用者数増加に比べて大幅な増加となっていますので、雇用状況や経済状況に明るい兆しが訪れたようにも見られます。次回の雇用統計発表も非常に楽しみですね。ただし気になるのが政府部門、相次ぐ地方政府の破綻が続く米国で、さらに今後も続くようだと政府部門の雇用環境の悪化に拍車がかかりかねない状況にもなります。さらに労働参加率が63.7%と下落傾向が継続、こちらも上昇してこないことには本格的な回復とはいえないでしょう。
【7月雇用統計の詳細】
非農業部門雇用者数 +16.3万人
民間部門雇用者数 +17.2万人
政府部門雇用者数 -0.9万人
U-3失業率 8.3%
U-6失業率 15.0%
労働人口増減 -15.0万人 (前回+15.6万人)
就業者増減 -19.5万人 (前回+12.8万人)
失業者増減 +4.5万人 (前回+2.9万人)
週間平均労働時間 34.5h (前回34.5h)
平均時間あたり賃金 23.52ドル(前回23.5ドル)
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