2012年10月発表 12年第3四半期GDP速報値 為替チャート
12年Q3GDP速報値 ドル/ユーロ/円/ポンド/チャート
2012年10月26日(金)日本時間 21:30時発表。
前回+1.3% 市場予想+1.8% 結果+2.0%
米商務省が発表しています、第3四半期GDP・速報値が発表されました。速報値の値で前期比が2%増加となり、第2四半期の確報値1.3%増という結果から伸びが加速しています。+2.0%という状況ですので景気が向上していると判断できます。
この結果で判断できることは民間設備投資について過去1年分を見てみても初の減少となっていることが伺われ、最近の製造業指数の低下が気になりますが、民間設備投資が一時的なものであることもありますので、今後の数値に注目したほうがいいでしょうね。
また今回のGDPの押し上げ要因として、順調に減っていた政府調達がプラスへさらに個人消費支出も耐久財・非耐久財ともに前期比プラスとなっております貢献しておりますが、QE3発動で注目された住宅投資が前期の3593億ドルから3716億ドルへの伸びを見せた事も大きな要因である事も注目ですね。もしかしたら住宅不況が本当に解消されるかもしれないと思うほど最近の住宅関連指標は上向いてます。しかし上昇し始めたばかりですので本格回復への道はまだまだ緩慢なものとなりそうです。
経済評論家の中央値は1.8%増加という結果になっていて予想よりも良い結果となりました。それでも、失業率を改善するのにはこのGDPの伸び率が+2.5%を超える成長が必要とされていますので、その水準には至っていないという現状もあります。今後の経済指標に注意が必要です。
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