2012年10月発表 9月米雇用統計 為替チャート
9月米雇用統計 ドル/ユーロ/円/ポンド/チャート
2012年10月5日(金)日本時間 21:30時発表。
【非農業部門雇用者数】
前回+14.2万人 市場予想+11.5万人 結果+11.4万人
【失業率】
前回8.1% 市場予想8.2% 結果7.8%
米国の9月度の雇用統計が発表されました。非農業部門雇用者数は、11.4万人となり市場予想通りの増加となりました。また前回、前々回の数字も大幅に修正され、8月の9.6万人が14.2万人へ7月の14.1万人が18.1万人へそれぞれ上方修正されました。
失業率については、予想をはるかに上回る7.8%という大幅な改善を見せています。労働できる人口数が増えているにも関わらず失業率が低下しているので明るい兆候が出てきていますね。だいぶ米国の雇用状況が改善されてきています。QE3の影響が建設部門が5000人の増加、また大きいのが政府部門で今回+1万人、前回も-0.7万人から+4.5万人へと修正され政府部門のレイオフの動きに歯止めがかかってきた兆候があることも大きな要因です。
また注目が就業者増減が+87.3万人と大幅に伸び、前回までと違い労働市場からの退出増で失業率が低下していた、これまでの動きとは異なり就業者数が大幅に上昇しての失業率低下は、雇用市場にこれまでの流れと違う良い変化が起きてると見れます。但しこの状況が継続的に続く様であればQEや低金利期間に対する見方にも当然、変化が現れてくることになりそうです。
【9月雇用統計の詳細】
非農業部門雇用者数 +11.4万人
民間部門雇用者数 +10.4万人
政府部門雇用者数 +1.0万人
U-3失業率 7.8%
U-6失業率 14.7%
労働人口増減 +41.8万人 (前回-36.8万人)
就業者増減 +87.3万人 (前回-11.9万人)
失業者増減 -45.6万人 (前回-25.0万人)
週間平均労働時間 34.5h (前回34.4h)
平均時間あたり賃金 23.58ドル(前回23.52ドル)
為替・FXレポートで定評があるFXプライム byGMOさん。インターバンクディーラーや為替ディーラー、ストラテジーレポートからファンダメンタルズ分析やテクニカル分析の動画セミナーなどその情報ツールはNo.1との評価が多いFX会社です。