2012年11月発表 10月消費者物価指数 為替チャート
10月消費者物価指数 ドル/ユーロ/円/ポンド/チャート
2012年11月15日(木)日本時間 22:30時発表。
【前月比】
前回+0.6% 市場予想+0.1% 結果+0.1%
【前年比】
前回+2.0% 市場予想+2.1% 結果+2.2%
【コア前年比】
前回+2.0% 市場予想+2.0% 結果+2.0%
10月度の消費者物価指数が発表されました。統合指数が0.1%上昇しており、市場予想であった+0.1%の上昇と同じ値を示しました。この結果を詳しく見てみると家賃・宿泊費が0.3%上昇しており2008年と同等の高い伸び率を維持しています。この伸び率は、CPIの伸び全体の半分以上を占めています。ガソリン価格については、上昇が続いていましたが今回は0.6%も低下しています。
今回の結果を見ると、控えめなインフレ圧力が出ているだけと捉えられますので、FRBが推し進めている低金利政策については、この結果を受けて揺らぐことは無いと思われます。
前年比と比べてみると、プラス2.2%となっており、前年よりは確実に成長しているという状況です。最近は、消費者物価指数が落ち着いてきており、住宅価格も上昇してきているということは米国経済の落ち着きの反映とも捉えられますので、このまま消費者物価指数については、この水準を維持してもらいたいものです。
また前日の小売売上高に続き、この日は新規失業申請件数がハリケーンの影響で、7.8万増の43.9万人と減少傾向にあった申請件数が大幅に増加したことで雇用環境に対する懸念が増大しました。が、4週平均では38.375万人と危険水域の40万人を下回っておりますのでハリケーンの影響が落ち着けば順調に戻るのではないかと思います。
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