2012年11月発表 10月米雇用統計 為替チャート
10月米雇用統計 ドル/ユーロ/円/ポンド/チャート
2012年11月2日(金)日本時間 21:30時発表。
【非農業部門雇用者数】
前回+14.8万人 市場予想+12.5万人 結果+17.1万人
【失業率】
前回7.8% 市場予想7.8% 結果7.9%
10月度の雇用統計が発表されました。失業率については予想通りの結果となりましたが、非農業部門雇用者数が大幅に増えています。先月度が11.4万人の増加と上方修正となり、今月にいたっては17.1万の増加となりました。かなり良好な経済指標になっています。
前月度に米国を襲ったハリケーン「サンディ」がありましたが、雇用統計集計後の出来事でしたので今月の雇用統計の結果には反映されませんでしたが、次月度の雇用統計では確実に反映されてくることになりますので、次月度の失業率への影響が懸念されますが、この大型ハリケーンが起きた後というのは建築関係の雇用者数が増加する傾向にあるといわれていますので、次月度の失業率は大幅に改善されていくことになるのではないでしょうか。
また今回の失業率の上昇は失業者増減が+17.0万人と前回の-45.6万人が大幅に増え、さらに就業者も前回の+87.3万人から+41.0万人と半減したことによるものですが、労働人口が増加しており失業者が労働市場に戻ってきて失業者にカウントされたことによる、失業率の上昇とも見えますのでそんなに悲観するような上昇ではないように思えます。またQEの恩恵で建設さらには製造業でも就業者がふえており、さらに年末商戦に向けサービス業の増加も今後おきると予想されるので今後も雇用統計に関しては上昇傾向が続くのではないかと思います。
【9月雇用統計の詳細】
非農業部門雇用者数 +17.1万人
民間部門雇用者数 +18.4万人
政府部門雇用者数 -1.3万人
U-3失業率 7.9%
U-6失業率 14.6%
労働人口増減 +57.8万人 (前回+41.8万人)
就業者増減 +41.0万人 (前回+87.3万人)
失業者増減 +17.0万人 (前回-45.6万人)
週間平均労働時間 34.4h (前回34.4h)
平均時間あたり賃金 23.58ドル(前回23.59ドル)
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