#1798 米5月貿易収支 6月ISM非
2016年07月06日
ブレグジットの後に吹き荒れた大嵐は、取敢えず収まったかのよ
うに思います。でも実はまだ収まっておらず、今もなお混乱は続
いている様子です。カーニー総裁は会見にて、「EU離脱の余波は
相殺出来ていない」と発言。また商業不動産リスクを指摘し、い
まだに厳しい状況が続いていることを明らかにしました。一方で
ポンドが下がったことにより、輸出企業の支えになっていると指
摘しました。これらの発言を受けてポンドは大激変!もちろん他
の通貨にも、影響が出てしまいました。
■前日の相場
昨日はドル円、ユーロドル共に軟調な推移となりましたね。ドル
円は101.5円付近まで下落し、ユーロドルは1.1070ドル付近まで
下落しています。レンジ相場の下抜けとなればこのまま下落して
いく可能性もあるので注意しましょう。
■本日の経済指標スケジュールをお送り致します。
———————————————————-
【7月6日】
指標 市場予想 前回
15:00 独 5月製造業受注 +1.0% -2.0%
20:00 米 MBA住宅ローン申請指数 - -2.6%
21:30 米 5月貿易収支 -400.0億 -374.0億
23:00 米 6月ISM非製造業景気指数 53.3 52.9
27:00 米 FOMC議事録
———————————————————-
【本日の注目指標】
貿易収支は輸出から輸入を引いた差額で輸出が上回れば黒字、
輸入が上回れば赤字となり、国の収支は経常収支と財政収支からなり、
経常収支における貿易収支の割合が大きいため特に市場では
貿易収支額及びその推移に注目が集まります。
10月-438.9→11月-423.7→12月-433.6→1月-456.8→2月-470→3月-404。
前回の米貿易収支発表時のユーロドル、クロス円のチャートはこちら。
14/15年貿易収支発表時の各通貨チャート一覧はこちら。
ISM非製造業景気指数は全米の非製造業者へのアンケート調査をもとに
景気動向を指数化した指標。50が景況感の分かれ目となっています。
11月48.6→12月48.0→1月48.5→2月49.5→3月54.5→4月55.7→5月52.9。
・前回のISM非製造業景気指数発表時の各通貨のチャートはこちら
・ 15、16年ISM非製造業景気指数発表時の各通貨チャート一覧はこちら
▼GMOクリック証券では現在、口座開設で5,000円キャッシュ
バックキャンペーンを開催中。さらに同時に開設される証券
口座や信用取引口座では手数料無料のキャンペーンも行って
います!
■先日の経済指標・各市場の結果をお送りします。
———————————————————-
【7月5日】
指標 市場予想 結果
10:45 中 6月財新非製造業PMI - 52.7
13:30 豪 政策金利発表 1.75% 1.75%
16:55 独 6月非製造業PMI(確) 53.2 53.7
17:00 欧 6月非製造業PMI(確) 52.4 52.8
17:30 英 6月非製造業PMI 52.8 52.3
18:00 欧 5月小売売上高
(前月比) +0.4% +0.4%
(前年比) +1.7% +1.6%
23:00 米 5月製造業受注指数 -0.8% -1.0%
【7月5日の4本値】
始値 高値 安値 終値
米/円 102.56 102.59 101.45 101.74 -0.82
欧/米 1.1154 1.1186 1.1062 1.1076 -0.0078
欧/円 114.39 114.40 112.40 112.68 -1.71
英/円 136.26 136.29 132.04 132.51 -3.75
豪/円 77.31 77.32 75.67 75.93 -1.38
加/円 79.83 79.87 78.10 78.38 -1.45
【7月5日の相場】
日経平均 15,669.33 -106.47
ダウ平均 17,840.62 -108.75
NY原油 46.60 -2.39
NY金 1,358.70 +19.70
米10年国債 1.379 -0.069
—————————————-
■編集後記
ポンド安が着実に進んでいますが、ドル円、ユーロドル共にそこ
までの影響は出ていませんね。リスク回避からドル買い、円買い
となりやすくなっていますが、このまま100円付近ではサポート
とされ100円台を維持していく可能性も十分にありそうです。
過去のバックナンバー
16年09月12日 #1840 今週は小売売上高に注目
16年09月09日 #1839 独・英7月貿易収支 加8月雇用統計
16年09月08日 #1838 欧政策金利発表 米新規失業保険申請
バックナンバー一覧ページへ
>>メルマガ登録はコチラ