2012年8月発表 7月ISM製造業景気指数 為替チャート
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7月ISM製造業景気指数 ドル/ユーロ/円/ポンド/チャート
2012年8月1日(水)日本時間 23:00時発表。
前回49.7 市場予想50.2 結果49.8
7月度のISM製造業指数が8月1日に発表され、2ヶ月連続の50割れとなる49.8という結果みなりました。ISM製造業指数は50より上にあると景況感が良いと見られるのですが、2ヶ月連続で50を割っているということから景気回復が止まっているということを改めて感じさせられる結果となりました。
この背景にあるのは、新規受注指数については48.0と6月度の結果47.8からわずかながらも回復しているものの50を切っているという結果に、雇用指数については前回56.6から52.0に低下、今年最低の数字でした2月に53.2も下回り2009年12月の水準となり雇用全体の悪化の状況も表しています。
投資家の平均の予想値は50.2となっていましたので、予想よりも悪いという結果で50を下回るというダブルでのサプライズとなりました。現在の米国経済の不透明感を着実に表している指標の結果でしたね。
為替市場ではこの日の遅くに注目のFOMCがありましたが追加緩和QE3に関しては見送り、必要に応じて実施とコメント、これによりドルが他通貨に対して買われる展開となりました。ただし景気認識に関しては失速気味と前回から下方修正され、今後のQE3実施の示唆も強くなってきました。今後は2010年にQE2を示唆した月末のジャクソンホールでのバーナンキ氏の講演が注目されます。
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