2012年9月発表 8月米雇用統計 為替チャート
8月米雇用統計 ドル/ユーロ/円/ポンド/チャート
2012年9月7日(金)日本時間 21:30時発表。
【非農業部門雇用者数】
前回+14.1万人 市場予想+13.0万人 結果+9.6万人
【失業率】
前回8.3% 市場予想8.3% 結果8.1%
8月度の雇用統計が発表された、結果、失業率は8.1%と改善されていましたが、雇用者数が9.6万人増という結果になっています。予想では13万人増と予想されていましたので、悪い結果と見ることができます。しかも前月度の結果が、+16.3万人増という好結果を出した後のこの結果ですので、市場参加者はいっきにドル売りを仕掛けました。
このドル売りを仕掛けた背景には、FRBのバーナンキ議長が言っていた追加緩和の可能性と、注目しているのが雇用状況という発言があった後でのこの結果ですので、市場参加者は追加緩和の可能性が高まったことを敏感に受け止めたということになります。
雇用状況が改善されていませんので9月10日の週にもFRBによる追加緩和の可能性が非常に高まってきています。今回の追加緩和は第三弾となります。追加緩和が実施されれば金利差縮小によるドル売り円買いが発生するとみられ、ドル円の史上最安値を更新することになるかもしれません。13日のFOMCでどのような政策が出されるのか注目です。
【8月雇用統計の詳細】
非農業部門雇用者数 +9.6万人
民間部門雇用者数 +10.3万人
政府部門雇用者数 -0.7万人
U-3失業率 8.1%
U-6失業率 14.7%
労働人口増減 -36.8万人 (前回-15.0万人)
就業者増減 -11.9万人 (前回-19.5万人)
失業者増減 -25.0万人 (前回+4.5万人)
週間平均労働時間 34.4h (前回34.4h)
平均時間あたり賃金 23.52ドル(前回23.53ドル)
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