2012年8月発表 12年第2四半期GDP改定値 為替チャート
12年Q2GDP改定値 ドル/ユーロ/円/ポンド/チャート
2012年8月29日(水)日本時間 21:30時発表。
前回+1.5% 市場予想+1.7% 結果+1.7%
米国の第2四半期GDPの改定値が米国商務省より発表された。これは前期と比べた年率の値ですが結果としては予想と同等で速報値の+1.5%から小幅上昇の+1.7%増加という結果になりました。項目別に速報値から上昇したのが個人消費支出が1.5から1.7、輸出が5.3から6.0へとわずかに上昇、この結果からみると経済状況は上向いているが、成長ペースが鈍いと判断されます。
最近発表されている経済指標と同等で一定の改善がみられているので、経済状況に明るさが見られ市場の安心感を誘っています。失業率が安定していると見られる際のGDPの成長率が2%から2.5%と言われていますので、今回の結果は大きく下回っています。これにより出るか出るかといわれているFRBでの追加金融緩和の可能性が高まってきています。
追加金融緩和の景気刺激策は、4月頃から言われ続けていますが、今のところ追加の規制緩和がなされていません。いつ出るのか動向を見ておく必要があります。
またこの日遅くに発表されたベージュブックでは、製造業の弱さを指摘、逆に小売売上高や住宅関連は徐々に改善傾向にあると発表、このところの住宅関連指標の結果が示すように、住宅関連が堅調に推移し徐々に景気も拡大すればQE3期待も徐々に後退することとなります。
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