2012年7月発表 6月消費者物価指数 為替チャート
6月消費者物価指数 ドル/ユーロ/円/ポンド/チャート
2012年7月17日(木)日本時間 21:30時発表。
【前月比】
前回-0.3% 市場予想 0.0% 結果 0.0%
【前年比】
前回+1.7% 市場予想+1.6% 結果+1.7%
【コア前年比】
前回+2.3% 市場予想+2.2% 結果+2.2%
6月の米国の消費者物価指数は、ガソリン価格の下落により物価指数が圧迫され前月と変わらずの統計となりました。前月と変わらないという結果は、米国内で需要があまりあがっていないということを示していますので、FRBの追加緩和の可能性が高まっています。この結果については市場予測とほぼ変わらないという結果になりましたので、相場自体は変動していません。具体的な内訳を見ると食料品が0.2%上昇しているのですが、ガソリン価格が2.0%も下がっているという状況でした。
消費者物価指数があがってこないと米国の小売売上高もなかなかあがってこないという状況で、前月と変わらずという結果でしたので米国の景気刺激策が今一度必要であるということが良く分かる結果となりましたね。景気刺激策がもうすぐあるのでは?と言われていますが、なかなか景気刺激策が出てきていませんでしたが。
この日行われた上院でのバーナンキFRB議長の議会証言では、景気対策としてのQE3を示唆、さらに具体的な策として、住宅ローン担保証券などの資産購入の追加や超過準備の付利引き下げ、今後の政策をめぐるコミュニケーション方法の変更等を示唆しドル売りに傾きました。
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