2012年7月発表 12年第2四半期GDP速報値 為替チャート
12年Q2GDP速報値 ドル/ユーロ/円/ポンド/チャート
2012年7月27日(金)日本時間 21:30時発表。
前回+2.0% 市場予想+1.4% 結果+1.5%
米国の第2四半期のGDPの速報値が米国商務省より発表されました。このGDPは4月から6月期の結果となるのですが、このあたりの指標はあまり良くない結果でしたので市場予測も+1.4%となりました。前期第1四半期の確定値+1.9%は若干の上方修正が入り2.0%となりましたが、この成長よりもかなり低めの市場予想+1.4%となっていましたが、結果としては+1.5%となり市場予測よりもわずかに上回りました。
市場予測よりも若干上回っているという状況ですが、やはり実績だけ見ると米国景気の減速感が否めないという状況は変わりませんね。個人消費支出では1.5%増加となりましたが、自動車や家具などの耐久財が1.0%とマイナス成長をしています。
米国では失業率が高止まりしているという状況ですので、今後は米連邦準備制度理事会(FRB)による追加緊急緩和がいつ出てくるかというところに市場の注目は集まりそうです。
この日の為替相場では、前日のECB総裁のドラギ氏の「ユーロを守る為あらゆる措置をとる」との発言でこの日もスペイン、イタリアの国債価格は上昇、利回り低下しユーロが3日連続で上昇し週末を終了。来週のFOMC・ECB会合での政策実施期待が大きく高まりました。
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