FXとレパトリ(レパトリエーション)。管理人によるFX初心者へ為になるコラム -FX 初心者が失敗しない10ヶ条-
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FXとレパトリ(レパトリエーション)
FXとレパトリ(レパトリエーション)
レパトリ(レパトリエーション)とは、もともとの意味としては、「母国に帰還すること」といった意味を持つ英語です。金融で使われるレパトリとは、投資家が海外で運用していた投資資金を国内に戻すといったことや、海外支店での儲けを母国の本社に戻すといったことをレパトリといいます。
為替変動は企業の実需によっても動きます。国内企業が海外の企業を買うときは外貨で買いますからその規模によっては為替相場に影響を与えることがあります。このような投機的な目的でない外貨需要を実需といいます。レパトリもこの実需のひとつです。
日本の場合では、機関投資家が米国債を買う場合には、円をドルに換えて投資をします。このときに起こっている現象としては、円売りをしてドル買いがされている状態になり、この投資が終わると今度はドルを円に換えて日本に戻すという作業が必要となります。そのためレパトリが指す意味としては、基本的には自国通貨買いを指します。日本国内の企業でもレパトリを行っていますね。
日本国企業が米国に支店や子会社を持っていた場合、米国で儲けた利益は、決算の時期に本社の日本へ送金するといった作業が必要になります。このときに起こるのはドルを売って円を買うということになります。
日本企業の多くの決算時期は中間決算が9月で、期末決算が3月になりますので、レパトリが起こる時期としては、8月から9月そして2月から3月にかけて外貨を売って円に換えるという動きが活発化してきます。
さらに日本では貿易黒字国となっていますので、海外拠点の外貨資産については、決算月になると決算対策として円に換金されて日本に戻ってくるという動きが活発になります。これらのことが行われていますので、3月は円高に振れ易いといわれています。
米国や海外企業では12月末が決算時期になりますので、11月~12月の間は円安に振れ易いという現象も起きています。このレパトリでの為替の傾向ことを理解しておいて外国為替の取引をした方が良いですね。
レパトリの時期は、大きなお金が動く時期となりますので、取引には特に注意が必要です。もしあなたがローリスクローリターン派であれば、このレパトリの時期の取引については控えておいたほうが良いでしょう。
【2006年から2011年ドル円 レパトリ時のチャート】
米国のレパトリが起きやすい11月から12月と日本のレパトリ2月から3月のチャートです。見事に12月もしくは3月に深い谷がでていますね。
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3月12日からは以下、9通貨ペアのスプレッド縮小が決定。
- NZドル/円(NZD/JPY) : 2.0銭→1.8銭 原則固定
- カナダドル/円(CAD/JPY) : 2.7銭→1.8銭 原則固定
- スイスフラン/円(CHF/JPY) : 2.7銭→2.4銭 原則固定
- 南アフリカランド/円(ZAR/JPY) : 3.0銭→1.9銭 原則固定
- 英ポンド/米ドル(GBP/USD) : 2.0pips→1.5pips 原則固定
- 豪ドル/米ドル(AUD/USD) : 2.0pips→1.4pips 原則固定
- ユーロ/スイスフラン(EUR/CHF) : 4.0pips→1.8pips 原則固定
- 英ポンド/スイスフラン(GBP/CHF) : 4.0pips→2.8pips 原則固定
- 米ドル/スイスフラン(USD/CHF) : 3.0pips→1.8pips 原則固定
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