FXレバレッジ規制その後の市場の影響と動向。管理人によるFX初心者へ為になるコラム -FX 初心者が失敗しない10ヶ条-
FXレバレッジ規制その後の市場の影響と動向
FXレバレッジ規制その後の市場の影響と動向
FX市場の2012年3月期のFXの市場規模(預かり証拠金残高)は、8,482億円となっています。
現在、日本国内では340万口座が開かれており、年間の取引高も1500兆円になっています。この数字はレバレッジ規制の影響をすでになくして新規顧客が流入してきたことによりこのFX業界は依然として成長していると見えます。
【2007年からのFX年間取引高の推移】
出典:矢野経済研究所
レバレッジ規制は2010年の8月から段階を経て導入されています。最初は400倍のレバレッジからいきなり50倍が最高のレバレッジと制限されたので、取引高が一時的に大幅な減少を見せました。しかし減少したものの数ヶ月で持ち直していたみたいですが、前年度までのハイレバレッジのころと比べると前年同期と比べると取引高は減少しています。
2011年にはレバレッジ規制が25倍を最大とした規制に制限されていましたが、すでに2年も前から予告がされていましたので、この時の投資家は落ち着いており、取引高が少なくなるということはありませんでした。
レバレッジ規制を掛けたことによって今まで取引をしていた人の取引高が減ったのですが、FXの敷居が低くなったことにより新たな投資家を呼び込むことができたので、取引高はレバレッジ規制前と同程度にまで回復しております。
このレバレッジ規制がかかったことにより、各取引業者は、新たな投資家を呼び込むために利便性の高いツールをこぞって開発したことが新たな投資家を呼び込む一手を担っているようです。
例えばFXプライム byGMOの予想チャート「ぱっと見テクニカル」ですとか、セントラル短資の自動売買システム付チャートの「クイックチャート・トレード」など、プラスアルファの機能を開発提供し投資家に好評を得ています。
その証拠に取引高はレバレッジ規制の影響を受けて若干少なくなってきていますが、市場規模と取引口座数に関しては右肩上がりで増えてきているというのがレバレッジ規制後の変化となっています。
【2005年からのFX口座数の推移】
出典:矢野経済研究所
今後は、レバレッジ規制によって少なくなった取引高が、取引に関わる利益にかかる税金が最高で20%という税制見直しもありましたのでさらに投資家にとって敷居が低くなってきていますので取引高についても徐々に右肩上がりで伸びてくることが予測されます。
【2012年1月から2月の主なFX会社 口座数の推移】
会社名 | 2012年1月 | 2012年2月 | 増加数 | 増加率 |
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GMOクリック証券 | 210,744 | 217,306 | 6,562 | 6,562 |
ヒロセ通商 | 122,797 | 124,404 | 1607 | 1.308% |
マナーパートナーズ | 184,260 | 186,877 | 2617 | 1.420% |
FXプライム byGMO | 118,920 | 119,952 | 1,032 | 0.867% |
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