FX 豪ドルの特徴と値動き。管理人によるＦＸ初心者へ為になるコラム -FX 初心者が失敗しない10ヶ条-

FX 豪ドルの特徴と値動き

オーストラリアは、米国や欧州と比べていまだに高金利政策を保っています。

リーマンショック以降は金利が下がっていたのですが、リーマンショックの傷跡が小さかったため豪ドルの金利はすぐに高金利へと向かっていきました。

【主要各国の政策金利推移】2003年1月～2012年1月

各国政策金利

ここ最近の財政状況を見ても、オーストラリアは非常に好調な状況が続いています。オーストラリアにある製造業や情報通信技術等の産業も発展してきており好景気が続いています。

こういうオーストラリアの状況が続いていますので、豪ドルについては高金利通貨でスワップポイント利益が得やすい通貨として、日本国内で人気の商品となっています。

この豪ドルの特徴としては、資源国の通過であるので、石炭、原油、鉄鉱石という商品相場の影響をもろに受ける通貨となっています。資源通貨があがれば豪ドルの価値もあがるという相関関係は崩れることがありません。

日本では豪ドルはオージーもしくはコアラといわれ愛されていますね。オージーはオージービーフから来ているもので、コアラについては、オーストラリアに住む動物から取っている名称です。オージーもしくはコアラといえば豪ドルが思いつく人は立派なＦＸトレーダーです。

豪ドルは資源国通貨であるという特徴以外に、主要市場ではオーストラリアが1日でもっとも早くFX市場が開始されますので、早朝からの値動きが一番早い通貨となっています。

値動きの特徴としては、米ドルに左右されて豪ドルのレートが上下するというイメージよりは、ユーロと連動して動くことが多い通貨となっています。
また、オーストラリアは中国との関係性が非常に強い国となっていますので、中国の経済状況によっても豪ドルのレートが左右されるという特徴を持っている通貨です。

豪ドルの取引で気をつけなければならないことはスワップ金利が狙えて、長期保有に向いている通貨といえますが、米ドルやユーロと比べるとやはり流通量が非常に少ないですので、レートの乱高下が激しい通貨となっています。

【豪ドル/円ここ10年の推移】

【豪ドル/米ドルここ10年の推移】

【豪ドル/円・豪ドル/米ドルのスプレッド・スワップ金利比較】