FXのトレンド系指標 バランスオブパワー(BOP)の見方と使い方。管理人によるFX初心者へ為になるコラム -FX 初心者が失敗しない10ヶ条-
FXのトレンド系指標 バランスオブパワー(BOP)の見方と使い方
FXのトレンド系指標 バランスオブパワー(BOP)の見方と使い方
バランスオブパワー(BOP)とはトレンド追従型のテクニカル指標です。トレンドが継続状態なのかそれとも天井や底に位置する状態なのかを判断するためのテクニカル分析手法です。このバランスオブパワーは、イゴール・リヴシン氏(Igor Livshin)により開発されています。
計算方法は、バランスオブパワー=(終値-始値)/(高値-安値)で計算できるので、バランスオブパワーの値は-1から1となります。この日々とか時間とかで求めたバランスオブパワーの移動平均を算出して、線で結べばチャート図示完成です。計算方法が極めて簡単で表示も単純に表示されていますので、海外での投資会社のチャートには組み込まれていることが多いテクニカル指標です。
このバランスオブパワーの見方としては、バランスオブパワーの値が-1に近ければ近いほど市場心理は弱気と判断されますし、+1に近ければ近いほど市場心理は強気と判断されます。したがって、上昇トレンドを描いている場合はバランスオブパワーが1に近ければ近いほどトレンドの継続性を意味していますし、下降トレンドでは、-1に近ければ近いほど下降トレンドの継続性を意味します。
バランスオブパワーでは売買シグナルの判断方法はありません。トレンドの強さを判断するのに使われるのみです。バランスオブパワーを使用する際に注意してみないといけないのは月曜日の市場取引開始前の数値については拾えない計算になっていますので、窓開け後値が飛んでいる場合は、バランスオブパワーが正確に表示されない場合があります。なので、週明けはバランスオブパワーの使用には注意しましょう。
【上からローソク足:バランスオブパワー:ストキャスティクス:RSI】
バランスオブパワーは売買シグナル判断には使用できないので他の指標との併用することをオススメします。
たとえば、オシレーター系のストキャスティクスやRSIなどと併用して使用すれば、ストキャスティクスやRSIの売買シグナルを確認したときにバランスオブパワーがどの位置にあるかを確認して取引をするといいでしょう。
下降トレンドのときにバランスオブパワーが-1に近いところでRSIが買いシグナルを出したとしても、それはダマシの可能性が高いですので、いましばらく様子を見るくらいの気持ちでいるといいでしょう。
ストキャスティクスやRSIの売買シグナルが出たときのバランスオブパワーの値確認は必須ですね!DMIより簡単にトレンドの強さが確認できますので、初心者の方にも使いやすいと思います。
バランスオブパワーはMT4(メタトレーダー4)を使用しているFX口座でしたら搭載していますが、大抵のFX会社ではなぜか採用してないところが多いようです。
現在、確認できているのが、GMOクリック証券とマネーパートナーズ、ひまわり証券の3社位です。
ちなみに一番使いやすく見やすいので上記チャートのGMOクリック証券のプラチナチャートを普段使用しています。詳しくはGMOクリック証券のページでご確認下さい。
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