FXのトレンド系指標 エンベロープの設定・見方。管理人によるFX初心者へ為になるコラム -FX 初心者が失敗しない10ヶ条-
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FXのトレンド系指標 エンベロープの設定・見方
FXのトレンド系指標 エンベロープの設定・見方
エンベロープ(Envelope)は、トレンド追従型テクニカル指標の一つです。移動平均線から割り出される指標で、一定のパーセンテージで上下に幅を持たせて表示される線のことです。一般的には25日移動平均線の1%刻みの計算結果が用いられてチャートに表示されます。移動平均線を0%として上下に±1%乗算した結果と±2%乗算した結果を表示されるものです。
このエンベロープを使用しての取引の考え方は、移動平均線より相場が大きく乖離することはないということから成り立っています。移動平均線より2%付近をサポート&レジストとなる値と考えたり、3%以上はいきすぎだから今後相場は反転するだろうという見方をして買いや売りの判断をします。
トレンド追従型のテクニカル指標となりますが、売買判断の考え方については行きすぎという判断で購入することからオシレーター系の考え方を使用して取引ができたりします。逆に3%以上を超えて推移する際には、強いトレンドが発生していると考えて順張りをするという取引もできるテクニカル指標です。
強いトレンドが発生していないときは、大抵は1%と3%ラインでサポート&レジストが働きますので、DMIなどを使用して相場の強さを判断し、このエンベロープでサポート&レジストを確認して取引をする手法がよさそうです。
以下の画像は私が良く使う、移動平均線25日に対し乖離1.5%、3%で設定したユーロドルの日足です。
※クリックすると大きな画面で確認できます。
エンベロープの設定方法ですが、通貨ペアの値動きや使用するチャートの時間足により若干合わせてあげる必要があります。取引する通貨ペアのローソク足の動きにや高値安値に合わせて移動平均線の日数、乖離率をあわせてあげるとぐっと信頼性が増してきます。
エンベロープの計算方法も簡単ですし、チャートでの表現も簡単に分かりますので、過去の値動きとエンベロープを組み合わせてみて使えるテクニカル手法かどうか見てみるとエンベロープ内で市場が動いていることが多いことが良く分かると思います。
このエンベロープの考え方に似ているものとして、ボリンジャーバンドが使われています。ボリンジャーバンドのラインには、このエンベロープの計算の考え方に標準偏差を組み込んで計算されていますので、エンベロープより信頼性の高いテクニカルラインを引いてくれることが特徴です。相場感覚を簡単に捉えたい場合にはエンベロープを使用して、実際の取引にはボリンジャーバンドを使用するという手法が良いでしょう。
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移動平均線でもシグナルが発生したときにチャート上に矢印でエントリーポイントが自動で表示されますので、各テクニカル指標のシグナルポイントを知らなくても良いわけですから初心者には大変便利な機能ですよ。
また以下のように自分でシグナル発生ポイントの設定も出来ます。
※クリックすると大きな画面で確認できます。
現在は以下、移動平均線・一目均衡表・RSI・ストキャスティクス・MACD・ボリンジャーバンド・パラボリック・ポイントアンドフィギュア・%Rオシレーター(ウィリアムズ%R)・モメンタム、の計10種類ですが徐々に全てに対応していくそうです。
テクニカル指標にはサイコロジカルライン、移動平均線、MACD、ボリンジャーバンドなど以下30種類と豊富にそろえています。
MACD、RSI、サイコロジカルライン、ストキャスティクス、%Rオシレーター、移動平均乖離率、DMI、強弱レシオ、RCI、モメンタム、ROC 、プライスオシレータ、DPO、コポック指標、CCI、ボラティリティ
単純移動平均、指数平滑移動平均、一目均衡表、エンベロープ、ボリンジャーバンドピボット、HLバンド、フィボナッチ、パラボリック、線形回帰トレンド、新値足、カギ足、ポイント&フィギア
さらにこれからの相場の動きを過去12年分のチャートの動きから予想するFXプライム byGMOのぱっと見テクニカル!各通貨、時間足で出現中のパターンを一覧表示し、通貨毎に評価してくれ、売買シグナルも表示してくれます。レンジ相場やレンジブレイクの参考にもなるこのぱっと見テクニカル!FXプライム byGMOの口座をお持ちの方は無料で使用できます。
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