FXとファンダメンタル 原油相場と為替の関係。管理人によるFX初心者へ為になるコラム -FX 初心者が失敗しない10ヶ条-
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FXとファンダメンタル 原油相場と為替の関係
FXとファンダメンタル 原油相場と為替の関係
原油相場と為替相場の関係は、切っても切り離せない関係です。
豪ドルやカナダドル、南アランド、ノルウェークローナなどの資源国通貨は原油価格が高くなれば、国の資金が潤っておってきますので、必然的に資源国の通貨は高くなっていきます。また、原油安となればその逆です。
現在はインドや中国やブラジルなどの新興国が経済成長を遂げている最中ですので資源が使われやすくなっています。したがって資源であり埋蔵量も残り少ないと見られている原油などは高めになっていくという傾向は今後も変わらないでしょう。
資源を持っていない国の日本では、原油価格が高騰したからといって日本円を買われることはなく、日本円を売られるということが多くなります。
米ドルはどうかというと、こちらは資源を持っているのですが、原油の一番の消費国であるため原油高となると米ドルも売られることになります。
原油高となると脱石油のエネルギー政策を展開してきているユーロ圏では、原油高となるとユーロが買われることになります。これは原油に依存していないため原油高となっても経済は安定するだろうと投資家に見られているためです。
この様に原油高は、いろいろな国の通貨と密接に関係しているために為替とは切っても切り離せない関係です。原油価格についてはWTIを調べてみるとすぐに見つかりますので、一度今までの値動きについて確認してみてはいかがでしょうか。
また原油価格、エネルギー政策に関するOPEC諸国政府関係者の発表は、時に米国雇用統計の発表よりも為替相場に影響を与えることがあります。
原油高になると資源国通貨、ユーロ圏の通貨があがり日本円は下がり、ドル円も下がるという相関図が描けます。この相関図は市場が始まってからは、ほとんどずっと変わることがありませんでした。
しかし、最近では原油についても投機の材料として見られることも多いため、原油高が円安を招くという法則はあまり成り立たなくなりつつありますので、原油高だからといって、オーストラリアドル、南アランドをロングポジションを気軽に持つことはしないようにしましょう。投資するなら原油高プラス世界情勢をよく検討した上で投資をしましょう。
原油価格と相関性の高い豪ドル/米ドルとユーロ/米ドルの1996年12月~2012年3月チャートです。
【原油WTI】1996年12月~2012年3月
【豪ドル/ドル】1996年12月~2012年3月
【ユーロ/ドル】1996年12月~2012年3月
原油相場の動きをいち早く確認するにはCDF口座を持てば簡単に確認する事が出来ますし、実際に取引もすることも出来ます。さらに原油だけに限らず世界の株式市場、金価格などFXとかかわりのある市場変動がリアルタイムで確認できますのでFX取引の際の指標としても使えます。
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