FX 両建て手法のメリット・注意点、両建てができるFX会社。管理人によるFX初心者へ為になるコラム -FX 初心者が失敗しない10ヶ条-
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FX 両建て手法のメリット・注意点、両建てができるFX会社
FX 両建て手法のメリット・注意点、両建てができるFX会社
fx 両建てとは
両建ての意味とは、買いポジション(ロング)を持っている時に、売りポジション(ショート)を持つトレード手法です。同等の建て玉をポジション取りすると、為替レートが上下しても損益金額が一定となります。
両建てをする人はたいてい、相場が当初予想した方向と反した動きをし、含み損を抱えた際に、 それ以上の含み損が増えるとロスカット(損切り)や追証となるギリギリの場面で両建てをする人がほとんどです。
いわゆる追証とはレバレッジを掛ける元となる取引証拠金が不足し、証拠金の追加を求められることです。
両建てをすると、くりっく365でない店頭FXですと、売りポジションの方がスワップポイントが 厚めとなっていますので、両建てをずっと保有しているとスワップポイントで 口座残高が少なくなっていってしまいます。ですので両建てはあまりオススメできません。
また、取引手数料がある場合には、 買いポジションと売りポジション両方で取引手数料を支払うことになりますので、 損失が増えるばかりです。FX初心者には難しいトレード方法なので、慣れるまではやはりオススメできません。
fx 両建てのメリット
しかし両建てにもメリットがあります。それは、含み損を持っている時に、逆ポジションを取ることによって心理的な不安を取り除けることです。両建てした際に上手に立ち回れば、反対ポジションもプラス決済して、最初のポジションもプラス決済をすることは可能です。
両建てをしたから必ず間違っているというわけではありません。また、含み益を持っている時に、含み益は逆指値決済注文を出しておいて、そろそろ反対方向に動きそうだけど先が見えにくいなーといったときに反対ポジションを持つというやり方も一つの手法です。
最初のポジションが逆指値で決済されたときに反対ポジションが今度は含み益を持っている状態ですので、さらに同方向のポジションを追加することで、利益を大きくしていくことができます。こういった両建てができることが理想の両建て手法だと思います。
ですので、両建ては必ずしも悪いという手法ではありません。上手に使えば利益を増やしていくことも可能です。
ちなみにDMMFXでは両建て取引が可能なのですが、スワップポイントががくりっく365方式と一緒で買いポジションスワップと売りポジションスワップの差がありません。という事は、買いポジション、売りポジションの両建てをした場合、スワップはプラスマイナス0円となりますので、両建て時スワップポイントでのマイナスがあり得ない会社となっています。
但し気を付けないといけないのが、証拠金は買いポジション、売りポジション両方に掛かってくるという事です。
あと海外のFX会社でよくある制度「ゼロカット制度」、これ日本でもあればもっと投資家が増えそうなのですが。
「ゼロカット制度」とは相場急変時、例えば先日のスイスフラン急騰のような場面で、一瞬にして口座残高以上にマイナスが膨れた場合、国内では追証が発生しますが、「ゼロカット制度」を採用している海外のFX会社では口座残高以上のマイナス部分は、そのFX会社が穴埋めしてくれるという、何とも太っ腹な制度なのです。
で考えたわけですが、この「ゼロカット制度」が使用できる2社に口座を開設し、両建てならぬ、それぞれの口座で売りポジション、買いポジションをパンパンのレバレッジで建てたとしたら、片方の損失は限定され、もう片方の利益は無限大!なんて妄想してた事もありましたが。結局は海外FX会社に口座を作る勇気がありませんでした。
両建てで注意しなければいけない事
両建てで注意しなければならないこととしては、取引残高が少ないときに両建てをするのは禁物だ、という事です。
取引残高が少なく、証拠金維持率が100%ぎりぎりだと次のポジションがもてなくなりますので、まったく身動きが取れなくなってしまいます。身動きがとれずに、両建てのポジションをずっと維持していると日に日に口座残高が少なくなっていき、しまいには証拠金維持率が100%を下回ってしまい追証を求められることになります。
ですので両建てをする際に注意をすることは取引残高に余裕がある時しか両建ては厳禁ということです。証拠金維持率100%近くなってしまっているのであれば、そのポジションは決済して、次のチャンスを待つことが一番望ましい取引方法だと考えます。
取引残高に常に余裕を持って取引をしていくことがFXでは重要です。含み損がかさみ両建てしたくなった際には、今一度立ち止まって取引残高を確認してください。100%に近い場合は、あきらめて決済する気持ちの強さを持ちましょう。
両建てができるFX会社
両建てができるFX会社は、「GMOクリック証券」、「みんなのFX」、「外為オンライン」、「FXトレーディングシステムズ」、「ヒロセ通商」、「マネーパートナーズ」、「セントラル短資FX」、「ひまわり証券」などがあります。
それぞれの会社で、スプレッドやスワップポイントやレバレッジ、そして手数料が違いますので、目的にあった部分が一番優れている証券会社を選びたいところです。
小職の考えではありますが、両建てをする際には、スプレッドが狭い証券会社を選択することが望ましいと思います。それは、スプレッドが狭いので、両建てした際に、両ポジションとも近い指値と逆指値注文をした際に、両ポジションとも決済される可能性が少しだけ高くなるということがいえます。
もう一つ重視したいのが、両建て時の証拠金の有無です。これは各会社によって様々です。買いポジション、売りポジション両方にかかる場合。どちらか一方にかかる場合。相殺され証拠金がかからない場合。と3つに判別されます。
断然良いのが相殺され証拠金がかからない場合ですね。以下に両建て可能なFX会社とスプレッド、証拠金のつき方を比較しました。ご参考までに。
両建てができるFX会社 | スプレッド | 両建て時の必要証拠金 |
---|---|---|
ヒロセ通商 | 米ドル/円0.5~0.7銭 ユーロ/米ドル0.8pips |
不要 |
マネーパートナーズ | 米ドル/円0.7銭 ユーロ/米ドル1.8pips ※原則固定 |
片方のみ (建玉の多い方のみ) |
セントラル短資 | 米ドル/円2銭~ ユーロ/米ドル2.0pips~ |
片方のみ (建玉の多い方のみ) |
GMOクリック証券 | 米ドル/円0.3銭 ユーロ/米ドル0.4pips ※原則固定 |
両方 |
みんなのFX | 米ドル/円0.5銭 ユーロ/米ドル0.9pips (※朝3時~9時を除く) |
両方 |
DMM.com | 米ドル/円0.7銭 ユーロ/米ドル0.7pips ※原則固定 |
両方 |
FXブロードネット | 米ドル/円0.5銭 ユーロ/米ドル1.3pips |
両方 |
外為オンライン | 米ドル/円1銭 ユーロ/米ドル1.0pips |
両方 |
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