FXのトレンド系指標 アルーンの見方と使い方。管理人によるFX初心者へ為になるコラム -FX 初心者が失敗しない10ヶ条-
FXのトレンド系指標 アルーンの見方と使い方
FXのトレンド系指標 アルーンの見方と使い方
アルーンって、なかなか耳に聞かないテクニカル指標だと思いますが、このアルーンはトレンド系のテクニカル指標となっています。
開発者はChande氏です。アルーンとは、サンスクリット語(古代から中世にかけてインドや東南アジアで使われていた言語)で、「夜明けの光」を意味しています。この言葉が持つ意味から分かるようにアルーンは、トレンドの変換点をみるテクニカル指標です。
アルーンの計算式は、日数の部分で変数を使います。変数は個人で固定して計算します。
変数を25日とすると
(25-過去25日中の最高値からの経過日数)/25×100
▽アルーンダウン
(25-過去25日中の最安値からの経過日数)/25×100
▽アルーン・オシレータ
アルーンアップ ? アルーンダウン
で、計算されます。
また、アルーンではトレンドの変換点を探るだけではなく現在トレンドが出ているのか、出ていないのかを確認できて、出ている場合についてはどの程度強いのかを確認できるDMIと同様の機能を使うことができます。
上述のようにアルーンの計算式は単純ですが、アルーンチャートの見方が少し複雑になっています。計算して出されたアルーンアップとアルーンダウンは0~100の間で動きます。
アルーンオシレーターについては±100の間で変動します。アルーンアップとアルーンダウンが接近して連動して動いている時は、現在のチャートがトレンドが無い状態を示しています。
【ユーロ/ドル 日足とアルーン】
買いシグナルの判断基準としては、アルーンアップがアルーンダウンを下から上にクロスして突き抜けたときです。アルーンアップが、100になった場合は上昇トレンドの始りを示唆しています。
また、その後もアルーンアップが70以上で推移しているときには、上昇トレンドが形成されていることを意味しています。アルーンダウンが50%を割ってきた際は下降トレンドの終りを表しています。
売りシグナルは、アルーンダウンがアルーンアップをしたから上に突き抜けたときです。アルーンアップと同じようにアルーンダウンが100になると下降トレンドの始りを意味しておりその後もアルーンダウンが70以上で推移している場合は、下降トレンドが形成されたことを意味しています。
アルーンアップが50%を下回ってきた場合は、上昇トレンドの終りを意味しています。
アルーンオシレーターは0よりも上に位置する場合は上昇トレンドと判断し、0よりも下の場合は下降トレンドと判断します。このアルーンオシレーターの±の数値が大きければ大きいほどトレンドが強いことを意味しています。
アルーンはMT4で標準装備されてますが、各FX会社で採用しているところはまだまだ少ないようです。
現在アルーンを採用しているFX会社は、GMOクリック証券とマネーパートナーズの2社位なものではないでしょうか。あとはMT4口座を用意しているforex.com・FXトレード・フィナンシャルの2社となります。
↑TOP
[myphp file=’inc/column_beginner’]