FXのトレンド系指標 線形回帰トレンドの見方と使い方。管理人によるFX初心者へ為になるコラム -FX 初心者が失敗しない10ヶ条-
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FXのトレンド系指標 線形回帰トレンドの見方と使い方
FXのトレンド系指標 線形回帰トレンドの見方と使い方
線形回帰トレンドとは一次関数を使用した統計学上の指標です。
一般的に使用されているトレンドラインの表示とは異なっており、安値や高値を結ばずにレートの中間点等を縫っていくように表現されています。
現在の為替相場が上昇トレンドにあるのか、下降トレンドにあるのかはたまたトレンドが無い状態なのかを線の傾きで判断することができます。線が右肩上がりだと上昇トレンド、右肩下がりだと下降トレンド、またこの線の角度によりトレンドの強さもあらわします。相場のトレンドを把握するのに使えるテクニカル指標です。線形回帰トレンドは統計学でよく使われる散らばった値を統計でとりそのバラつきを最小化するための回帰直線を引くということで表現されますのでトレンド追従型の指標となっています。
【GMOクリック証券プライムチャート ユーロ/ドル 時間足&線形回帰トレンド(75日)】
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ボリンジャーバンドでは中心に引かれる線として移動平均線を使用しているのですが、この線形回帰トレンドでの中心線は回帰直線を使用しています。回帰直線はバラつきを最小化するための線で表現されていますので、現在の相場の方向性やトレンドを描いています。
レートの合間合間の中心を通るように線が惹かれています。その中心線に標準誤差を加えた線をプラス方向とマイナス方向の両方につけることによって線形回帰トレンドが完成します。この標準誤差で表現されたプラス方向とマイナス方向の線が、サポートラインやレジスタンスラインとしてみることができるというのがこのテクニカル指標が表しているものです。
この線形回帰トレンドの使い方としては、サポート&レジスタンスラインを活用してサポート付近で買いを入れて、レジスタンス付近で売りを入れるという取引手法が主流です。また、標準誤差で描かれている線は中心線から狭いときもあれば広いときもあります。広いときは相場が大きく動いているときですので、サポートを抜けてきたら売りをしかけ、レジスタンスを抜けてきたら買いをしかけるという取引手法もボリンジャーバンドと同様の考え方で使用できます。
この線形回帰トレンドが狭い範囲から広い範囲に広がるときが大きく利益を得るときのチャンスとなります。狭いときは、レンジ相場の可能性が高いですので、高値で売り安値で買うということをして着実に取引をしましょう。
FXプライム byGMOのチャートナビプライムでは各種テクニカル指標対応のシグナル表を搭載しています。
移動平均線でもシグナルが発生したときにチャート上に矢印でエントリーポイントが自動で表示されますので、各テクニカル指標のシグナルポイントを知らなくても良いわけですから初心者には大変便利な機能ですよ。また以下のように自分でシグナル発生ポイントの設定も出来ます。
現在は以下、移動平均線・一目均衡表・RSI・ストキャスティクス・MACD・ボリンジャーバンド・パラボリック・ポイントアンドフィギュア・%Rオシレーター(ウィリアムズ%R)・モメンタム、の計10種類ですが徐々に全てに対応していくそうです。
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