週間テクニカル分析 2018年8月6日 ユーロ/ドル相場観-FX 初心者が失敗しない10ヶ条-
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週間テクニカル分析 2018年8月6日 EUR/USD 相場観
週間テクニカル分析 2018年8月6日
ユーロドル週間分析(7月30日~8月3日)
※表示時間はロンドン時間、使用チャートはMT5となっています。
30日週は、米中通商問題に何かと振り回されました。 週前半は通称協議再会に向けての動きが報道され、リスク選好ムード。しかしアメリカ側は、中国輸入品2000億ドル分にかかっている追加関税を10%から25%に引き上げると発表。一気にリスク回避の動きとなりました。
また30日週は、ビッグイベントの連続でした。日銀は、フォワードガイダンスの導入を発表。英中銀は利上げを発表し、ポンドが大きく動きました。ポンドが大きく動いたことにより、ユーロドルも大きく動きました。しかしFOMCは特に大きなサプライズはなく、9月利上げについても市場は織り込み済みです。
ユーロドル長期分析(4時間足)
ユーロドル30日週オープンは1.165ドル、クローズは1.1564ドルでした。最高値は7月31日に記録した1.174ドル・最安値は8月3日に記録した1.1560ドルです。先々週に続き、ユーロドルは軟調に推移しています。
週半ばまではユーロドルに勢いがありましたが、週後半になると勢いは弱まりました。 4時間足を見てみると、ユーロドルの勢いが弱回ったのが8月2日午前です。勢いが弱まった証拠に、10日線は2日を境に急激に下がっています。ただ10日線をヒントにするのなら、8月1日午前0時頃に注目したいものです。
1日に日付が変わった頃、ユーロドルは10日線を下回りました。10日線は1.170ドルにつけていたので、1.170ドルで売りに出せばかなりの利益が得られていたかとおもいます。 7月30日週はビッグイベントに次ぐビッグイベントで、予想は難しかったでしょう。でもヒントなら出ていました。
ユーロドル短期分析(1時間足)
今度は1時間足で、ユーロドルに勢いがなかった8月2日を中心に詳しく分析してみましょう。1時間足を見てみると、ユーロドルに勢いがなくなり始めたのが、7月31日午後11時頃です。モメンタムは0を下回り、以後8月3日クローズまでプラス圏内に戻ることはありませんでした。
8月1日午前3時頃に、10日と25日のデッドクロスが発生しています。デッドクロスが発生した時にユーロドルを打ったとしても、一応の利益は挙げられていました。しかしモメンタムがマイナス圏内に突入した時点で売っておけば、更に大きな利益が上げられていたはずです。 でもユーロドルに追い打ちをかけたのが、8月2日でした。
2日の午前のユーロドルは平穏に動いていましたが、午後3時頃に急激に下落。午後5時にはサポートである1,162ドルを割り込みました。サポートを割り込んだ後も何とか持ちこたえたものの、体力は続かず…。テクニカル的に見ると、今週のユーロドルも我慢の展開が続きそうです。
ただ気になるのはRCIです。RCIも2日を境に0を下回る数値を記録し、ユーロドルの不調さを示しています。でも3日午前11時には上昇し、午後2時にはプラス圏内に突入しています。つまり週明けにユーロドルが上手い具合に熱くなってくれたら、上昇する可能性が高くなります。MACDとSIGも3日午前11時に、僅かながらですがゴールデンクロスが発生しています。状況的に厳しいのは否めないものの、上昇する可能性はあります。