週間テクニカル分析 2018年3月21日 ユーロ/ドル相場観-FX 初心者が失敗しない10ヶ条-
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週間テクニカル分析 2018年3月21日 EUR/USD 相場観
週間テクニカル分析 2018年3月21日
ユーロドル週間分析(3月12日~3月16日)
※表示時間はロンドン時間、使用チャートはMT5となっています。
12日週も先々週に引き続き、アメリカの政治に振り回された1週間となりました。コーン米NEC委員長辞任に続いて、ティラーソン国務長官を解任。そして、マクマスター大統領補佐官の解任のニュースも流れました。
更には中国への関税賦課も浮き彫りとなり、中国との関係に嫌な影を落としています。またイギリスとロシアの元スパイ襲撃事件による対立についても、溝は深まる一方…。胃がキリキリと痛くなるのは気の所為でしょうか?
さて今週は、FOMCの発表が控えています。利上げは確実視されているので、実施となってもそんなに大きくは動かないでしょう。しかし問題は、利上げ回数です。インフレが伸び悩んでいるので年3回と予想されていますが、果たして…。
ユーロドル長期分析(日足)
12日のユーロドル最高値は14日14時の1.241ドル・最安値は16日23時の1.225ドルでした。1.233ドルオープン・1.225ドルクローズです。 日足を見る限り、12日週はそこまで大きく動いた印象はありません。
FOMCが後に控えているということもあってか、様子見ムードになっていたこともあったでしょう。しかしアメリカ政治のゴタゴタを考えたら、もっと大きく動いても不思議ではありません。先週のユーロドルは、どっしりと安定感のある動きだったように感じました。
注目したいのは、14日昼・12日週最高値を記録した1.241ドルです。何処かサインはないものかと分析してみると、鍵になったのは10日線でした。12日12時に、ユーロドルは10日線である1.231ドルを突破しました。その後は下降する場面はあったものの、10日線を上回っている状態です。
14日に日付が変わる頃に、10日線と25日線の微妙なゴールデンクロスが発生。ユーロドルは更に上昇を続けて、昼には1.241ドルへとつけました。しかし最高値を着けると、今度は下り坂へ。15日0時には10日線を下回り、上値を押さえつけられた展開となりました。 10日線を下回ってから上昇する気配はなく、苦しい展開のまま12日週を終えました。
週明けのユーロドルは、特に大きな変化は見られません。強いて挙げれば1.229ドルから1.234ドルまで上昇した場面はあったものの、目立った動きは見られませんでした。
動き出したのは13日22時です。1.236ドルから、1.238ドルまで一気に駆け上がりました。鍵になったのは、やはりここでも10日線です。 13日0時にユーロドルは10日線を突破したものの、12時には一旦下回ります。でも10日線から大きく外れることはなく、ピッタリと寄り添うように動いています。
16時には僅かではありますが、10日線を少し上回りました。13日午前のユーロドルは下降トレンドで、下値を探っていた頃かと思われます。理想を言えば12日20時、1.229ドルでロングポジションを取りたい所です。でも13日16時・10日線を上回ったタイミングを見計らって、ロングとして持っておいても良かったと思われます。
13日22時に1.238ドルまで上昇したドル円は、勢いを付けて14日14時に1.241ドル台へとつけました。しかし14日14時を境に、ユーロドルは下り坂へ。この時も、10日線がサインとしてハッキリ出ていたのは言う間でもありません。