週間テクニカル分析 2018年5月15日 ユーロ/ドル相場観-FX 初心者が失敗しない10ヶ条-
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週間テクニカル分析 2018年5月15日 EUR/USD 相場観
週間テクニカル分析 2018年5月15日
ユーロドル週間分析(5月7日~5月11日)
※表示時間はロンドン時間、使用チャートはMT5となっています。
7日週のユーロドルは、オープン1.195ドル・クローズ1.194ドルでした。最高値は7日の1.197ドル・最安値は9日の1.182ドルです。 7日週は北朝鮮緊張がかなり和らぎ、米帳首脳会談の期待が広がっています。しかし一方でイタリア連立交渉の難航が伝えられており、ユーロドルにも影響が出ています。
また4月米消費者物価指数の伸びが鈍化しているのも、ネガティブ材料。前月比は予想+0.3%に対して、+0.2%となりました。 7日週のユーロドルは難しかったかとおもいますが、サインはしっかりと出ていました。
ユーロドル長期分析(4時間足)
4時間足を元に、下落率が高かった8日を中心に分析してみましょう。午前中は1.192ドルの間を推移していましたが、欧州時間になると1.187ドルまで大きく下がりました。8日欧州時間から下降トレンドに突入したユーロドルは、翌9日には7日週最安値となる1.182ドルを記録します。
8日にユーロドルを下げたのは、イタリア政権です。連立政権樹立が難しくなり、7月総選挙の話が出たことが背景にあります。でもイタリア政権のニュースが出る前に、下降トレンド突入のサインは出ていました。 ユーロドルが大きく下がると同時に、基準線は1.196ドルから1.195ドルへと下向きになっています。
またパラボリックを見てみると、先々週末の4日から売りムードになっていました。 次に上昇率が高かった、10日を中心に分析してみましょう。午前中は1.185ドル台を挟んだ動きでしたが、欧州時間になると1.194ドルにまで上昇しました。
ユーロドルを引き上げたのが、米消費者物価指数の結果です。でも指標発表前には、上昇のサインが出ていました。午後4時~8時を見てみると、ボリンジャーバンドMA(20)である1.182ドルを超えていました。その中で消費者物価指数が発表され、ユーロドルが更に勢いづきました。
ユーロドル短期分析(1時間足)
次は1時間足で、8日欧州時間・10日欧州時間を中心にもう少し詳しく分析してみましょう。 まずは8日欧州時間です。4時間足では全く分かりませんでしたが、1時間足を見てみると午後4時に10日と25日のデッドクロスがハッキリと出ています。
サインが出るや否や、ユーロドルは1.191ドルから1.183ドルまで下がりました。更に、基準線と転換線が下向きに交わっていることにも注目です。下降トレンドはハッキリと出ていたので、午前にユーロドルを売りポジションに持っていれば、確実に利益は得られました。 そして10日欧州時間です。午後10時にユーロドルは、1.18ドル台から1.19ドル台を回復しました。1.19ドル台回復の合図は、東京時間にハッキリと出ていました。
7日週明けからユーロドルは、雲の下にくすぶっていました。でも10日午後1時になると、ロウソクは雲の中へと突入。午後6時になると、パラボリックは買いモードへと突入しています。つまりいつ雲を突き抜けても、おかしくない状況だったのです。上抜けのきっかけになったのが、米消費者物価指数の発表でした。