週間テクニカル分析 2018年7月3日 ユーロ/ドル相場観-FX 初心者が失敗しない10ヶ条-
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週間テクニカル分析 2018年7月3日 EUR/USD 相場観
週間テクニカル分析 2018年7月3日
ユーロドル週間分析(6月25日~6月29日)
※表示時間はロンドン時間、使用チャートはMT5となっています。
25日週は、またまた政治関連に相場が振り回された1週間となりました。 アメリカと中国の通商問題はさらに激化し、止まる気配はありません。また週末にはトランプ政権がWTO脱退模索報道まで飛び出し、市場には緊張感が一気に高まりました。
緊張感はアメリカだけでなく、ヨーロッパにも広がっています。 28日~29日のEUサミットにおいて、移民問題を巡り対立するのではと見られていました。しかし移民問題は何とか決着がつき、ユーロ買いが進みました。ただ移民問題が、完全に解決した訳ではありません。イギリスのEU離脱問題も抱えており、課題が片付く気配はありません。
ユーロドル長期分析(4時間足)
25日週のユーロドルは、1.166ドルスタート・1.168ドルクローズでした。最高値は26日に記録した1.172ドル・最安値は28日に記録した1.152ドルです。 日足を見てみると、6月半ばあたりからサポートラインとレジスタンスラインの間に挟まれている状態が続いています。
先々週21日にサポートラインにユーロドルが迫った場面はあったものの、すぐに反発しています。下値で意識したいのは1.150ドル、上値は1.184ドルです。ただ1.18ドル超えはさすがに難しいとおもうので、1.172ドルを上値として意識しておきたい所です。
なお最高値を記録した26日・最安値を記録した28日には、4時間足でハッキリと合図が出ていました。26日の最高値フラグは、先々週末22日12時の10日線と25日線のゴールデンクロス。28日の最安値フラグは、28日20時に同じく10日線と25日線のデッドクロスが発生していました。
ユーロドル短期分析(1時間足)
まずは最高値を記録した、26日12時付近を中心に1時間足で分析してみます。 最高値につける数時間前・25日20時に、ユーロドルは急激に上昇しています。1.164ドルから、1.169ドルまで駆け上がりました。
ユーロドルが大きく上昇する際、10日線と25日線のゴールデンクロスが発生しています。レジスタンスラインであった、1.167ドルを軽く超えたのは大きかったとおもいます。 次に、最安値を記録した28日15時付近を中心に分析してみましょう。
遡ること1日前・27日17時に、ユーロドルはサポートラインを下回りました。その後はズルズルと下値を広げ、28日15時に1.152ドルまで落ち込みました。28日にユーロドルを引き上げたのは、EUサミットの報道であるのは間違いありません。
でも直接の引き金が政治関連だとしても、フラグはしっかりと出ていました。 さて来週は、アメリカの重要指標発表が次々と予定されています。ワールドカップから目が離せないのは分かりますが、アメリカの指標にも要注目です。