週間テクニカル分析 2018年8月27日 ユーロ/ドル相場観-FX 初心者が失敗しない10ヶ条-
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週間テクニカル分析 2018年8月27日 EUR/USD 相場観
週間テクニカル分析 2018年8月27日
ユーロドル週間分析(8月20日~8月24日)
※表示時間はロンドン時間、使用チャートはMT5となっています。
20日週は引き続き、政治に振り回された1週間となりました。 週初め、トランプ大統領はFRBが利上げを実施することに対して大反対。さらに「中国と欧州は為替操作をしている」との発言まで飛び出し、市場は大混乱です。しかし株式は恐ろしいほど落ち着いており、乱高下状態を避けることはできました。
でも株価が好調とは言え、政治の世界は大混乱。アメリカではトランプ大統領の不倫問題に、ロシア疑惑報道と不安材料はてんこもりです。欧州では、イギリスのEU離脱交渉に進展はなく、合意なき離脱が現実味を帯びています。しばらくは政治に振り回されるかとおもいますが、何とか踏ん張って行きましょう。
ユーロドル長期分析(4時間足)
20日週オープンは1.143ドル、クローズは1.162ドルでした。最高値は1.163ドル・最安値は1.139ドルです。 ユーロドルは先々週15日から、上昇トレンドに乗っています。15日時点では1.130ドルあったユーロドルは、1.16ドル台を回復。RCIもRSIも高い数値を示しており、ユーロドルに勢いがあることが分かります。
さらに4時間足を見てみると、17日12時に10日線と25日線のゴールデンクロスが発生しています。間に休日が入っているので微妙なところではあったものの、週が明けてもゴールデンクロスの効果は継続していたみたいです。 ユーロドルは勢いがつき、22日には1.162ドルを記録。その後10日線を下回ったこともあり勢いは衰えたものの、すぐに復活。24日20時には20日週最高値と成る1.163ドルにつくことができました。
ユーロドル短期分析(1時間足)
20日週明けのユーロドルは、特に動きらしい動きはなし。 でも21日2時に10日線と21日線のゴールデンクロスが発生し、ユーロドルは上昇。21日朝方には、1.15ドル半ばにつけました。しかし1.15ドル半ばにつくと、しばらくは停滞。21時にユーロドルは21日線を下回ったので、売りへと考えていた方もいらっしゃるでしょう。
でもユーロドルは上昇し、22日3時には1.16ドル台へつくことができました。もし売ってしまっていたら、損をしていたかもしれません。しかしRCIを見てみると、動き出す直前である0時にRCIはマイナス圏内を脱出してプラス圏内へと突入しています。
ユーロドルに勢いが戻ってきている、何よりの証です。非常に難しい場面ではあったものの、サインはしっかりと出ていました。 23日になるとユーロドルは下落し、1.15ドル台へ戻りました。しばらくは方向感欠ける展開が続きましたが、24日23時に再び上昇し1.16ドル台を回復しました。ユーロドルを引き上げた要因は、ジャクソンホールで行われたパウエル議長の講演でした。
でもパウエル議長の公園が始まる数時間前・24日17時に10日線と25日線のゴールデンクロスが発生。このサインを見逃さなければ、パウエル議長の講演を待たずとも利益は上げられたかとおもいます。