週間テクニカル分析 2018年9月25日 ユーロ/ドル相場観-FX 初心者が失敗しない10ヶ条-
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週間テクニカル分析 2018年9月25日 EUR/USD 相場観
週間テクニカル分析 2018年9月25日
ユーロドル週間分析(9月17日~9月21日)
※表示時間はロンドン時間、使用チャートはMT5となっています。
17日週は、株高が目立ちました。ダウ平均株価は8ヶ月ぶりの高値水準へ。日経株も14日から6連騰を記録しました。 しかし米政府が2000億ドル相当の対中追加関税を24日に発動すると報道され、一気に緊張感が走りました。このままでは通商貿易問題は、益々泥沼化します。
しかし追加関税発動は、前から噂されたこと。新鮮味もなく、特に大きなサプライズとはなりませんでした。イギリスからも、メイ首相はEU側からの提案拒否というネガティブ材料がでましたが、こちらも市場に影響はなし。 良いのか悪いのかの判断は各々に任せますが、トラブルに慣れてしまった感がある週ではありました。
ユーロドル長期分析(4時間足)
17日週ユーロドル、オープンは1.162ドル・クローズは1.175ドルでした。最高値は1.180ドル・最安値は1.161ドルです。 米中貿易問題が激化した17日週でしたが、ユーロドルには勢いがありました。
18日・19日になるとユーロドルは上にも行かず下にも行かずの状態になったものの、20日は大幅に上昇しました。20日の上昇を指し示すサインは、17日週明けの時点で既に出ていました。 RCIを見てみると、17日はマイナス圏内へ沈んでいます。そしてモメンタムを見てみると、プラス圏内を推移。
「勢いはあるけどユーロドルは底値を推移」ということは、買シグナル。ただ問題は、売りのタイミングです。17日週明け時点で1.162ドル買い、18日20時に1.172ドル売りでも利益は一応は出ていたと思います。でも利益を出すのならば、売るタイミングとしては20日に狙いを定めておきたい所。20日に高値に伸びるタイミングを示すサインは、1時間足に出ていました。
ユーロドル短期分析(1時間足)
ユーロドルが大きく上昇した20日を中心に、1時間足でもう少し詳しく分析してみましょう。 ポイントは20日16時です。10日線と25日線のゴールデンクロスが、発生していました。更に遡ると、10時には75日線と100日線のゴールデンクロスが出ていました。
決定打になったのは、RCIです。19日20時を境に数値はどんどん下がり、20日に日付が変わった時はマイナス圏内に突入していました。つまり20日に日付が変わった時点で、ユーロドルは底値に近い状態になったと言えます。底値についたかどうかの判断を下すのは難しかったと思いますが、買いのシグナルはハッキリと出ていたのは事実です。
ユーロドルは20日昼ごろからグイグイ上昇して、21日16時には1.18ドル台につけました。 ただ1.18ドルにつけた後、ユーロドルは再び1.17ドル台へ逆戻りです。21日のモメンタムを見てみると、強い数値を記録しておりユーロドルに勢いがあることがわかります。しかし1.18ドルにつけた直後、モメンタムは下がり勢いを失ってしまいました。今週も1.18ドル台の警戒については、注意が必要になりそうです。