週間テクニカル分析 2017年11月14日 ユーロ/ドル相場観-FX 初心者が失敗しない10ヶ条-
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週間テクニカル分析 2017年11月14日 EUR/USD 相場観
週間テクニカル分析 2017年11月14日
ユーロドル週間分析(11月6日~11月10日)
※表示時間はロンドン時間、使用チャートはMT5となっています。
先週は特段に大きな材料もなく、ユーロドルは方向感欠ける展開となりました。次期FRB議長の人事やイギリスでのEU離脱の動きなど、材料が全く無かったという訳ではありません。またトランプ大統領の来日も、大きな材料の1つです。
しかしこれらのイベントは市場に目立った影響をあたえること無く、平穏無事に過ごしてきました。今は景気も安定している為か、恐ろしいほどの冷静さを感じます。 先週は非常に難しい状況で、イライラした場面もあったでしょう。でも冷静に分析すると、所々に“サイン”は出ていました。
ユーロドル長期分析(4時間足)
先程にも述べたように、先週は材料らしい材料はありませんでした。動向も薄く、これといった動きは特にありません。
ユーロドルはオープン1.164ドルでしたが、しばらくは1.164ドル間で揉み合いの展開が続きました。7日には1.15ドル台へ値を下げる場面はあったものの、すぐに1.160ドル台付近まで値を戻しています。
このまま何事もなく1周間が終わるかと思いきや、9日欧州時間に動きがありました。ゴールデンクロスが発生し、1.160ドルを抜けて一気に1.165ドルへと上昇したのです。
この時、投資家達は25日移動平均線を超えるかどうかに神経を研ぎすませていました。でも9日欧州時間に25日移動平均線を超えた途端、安心感も出たのでしょう。勢いは続き、週末には1.167ドル台へとつけました。
1.164ドルでオープンしたドル円は、7日に1.15537ドルまで値を落としました。値を落とした要因として挙げられるのが、欧州株の下落です。材料らしい材料がない時だからこそ、株価の持つ影響は大きいものでした。
ただすぐに値を戻したものの、1.16ドルを間に慎重な動きとなっています。このまま上に抜けるか下に抜けるか、判断に難しい状況でした。
しかしヒントは目の前にありました。
9日14時にほんのわずかですが、ボリンジャーバンドのTPを上回ったシーンがありました。
また1時間前である13時には、ゴールデンクロスが発生しています。つまり9日13時から14時にかけて、ほんのわずかですが買いシグナルは出ていました。
ユーロドルに買いシグナルが出た途端に、1.16ドル台を突破。1.16ドルに強い警戒感を示していただけに、心理的にも安心感が出たのでしょう。その後週末にかけて上値を広げ、1.167ドル台にまで駆け上がりました。