週間テクニカル分析 2018年2月13日 ユーロ/ドル相場観-FX 初心者が失敗しない10ヶ条-
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週間テクニカル分析 2018年2月13日 EUR/USD 相場観
週間テクニカル分析 2018年2月13日
ユーロドル週間分析(2月5日~2月9日)
※表示時間はロンドン時間、使用チャートはMT5となっています。
5日週は、株安に振り回された週となりました。先々週に発表された米雇用統計において、賃金上昇の結果となりました。すると利上げ期待が一気に高まり、米債利回りが上昇。
すると株式市場に売上が殺到し、5週明けNYダウは1600ドル安と暴落しました。 日が経つにつれて株価の動きは落ち着いたものの、落ち着いたと思った矢先に再び暴落。
恐怖指数を示したVIX指数は、一時50まで上昇しました。ちなみに今までのVIX指数は、どんなに高くても20も届いていません。
ユーロドル短期分析(1時間足)
5日週のユーロドル最高値は5日に記録した1.247ドル・最安値は9日に記録した1.220ドルでした。1.22ドル台はなんとかキープはできたものの、13日週も株安が続くのならば1.22ドル下回ることも十分に有り得るでしょう。
ただユーロドルは2017年末から、上がり調子が続いていました。2月に入ってからは、少し息切れをしただけかもしれません。週足・月足では、上昇トレンド真っ只中にいます。
今は辛抱の時と言えます。 しかし4時間足を見てみると、下降トレンド真っ只中でした。6日4時・8日4時・9日0時には、見事すぎるほどのデッドクロスが発生。株安も相まってズルズルと下がって行きました。 特に大きく下がったのは、8日4時頃です。この日は一体何があったのか、もう少し詳しく分析してみます。
8日に大きく下がる前、7日22時に10日線と25日線のデッドクロスが発生。ユーロドルは、1.238ドルから1.234ドルまで下がりました。しかし一応値は下がったものの、そこまで大きな反応ではありませんでした
。更に大きな反応となったのが、7日から8日に日付が変わった時です。ユーロドルは1.234ドルから、1.228ドルまで大きく下がりました。そして4時には更に下値を広げ、1.224ドルへつけました。
この日、米上院指導部は2年間の予算を超党派で合意したとのニュースが入りました。ニュースが入ると米債利回りは上昇し、米株は伸び悩んでしまいました。7日NYダウは、そこまで大きく下がることはありませんでした。
しかし市場は株価にデリケートになっているので、少しの下がりは緊張感を生み出します。ユーロドルが過剰に反応したのも、ある意味仕方ないと言えるでしょう。
今週13日週の注目ポイントは、イギリスの利上げの行方です。8日の英中銀会合では、利上げ前倒しについての言及がありました。利上げが前倒しになるかどうかを占う指標が、今週発表されます。ユーロドルそのものを直接動かすような材料であるとは言えませんが、全くの無関係でもありません。イギリスの行方にも要注目です。