週間テクニカル分析 2018年4月29日 ユーロ/ドル相場観-FX 初心者が失敗しない10ヶ条-
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週間テクニカル分析 2018年4月29日 EUR/USD 相場観
週間テクニカル分析 2018年4月29日
ユーロドル週間分析(4月23日~4月27日)
※表示時間はロンドン時間、使用チャートはMT5となっています。
23日週は、米長期金利に振り回された1週間となりました。米10年債利回りは3%に突入し、ドル高ムードとなりました。また米減税による財政赤字拡大の警戒感も、材料となったようです。 一方ユーロの方はと言うと、ECB理事会が鍵を握っていました。
出口戦略においての議論がなかったことに売りが進み、ユーロも荒れた形に…。 ECB理事会はともかくとして、特に大きなイベントがなく静かな動きになると見ていました。でも結果は米債利回りで、波乱の展開になりました。市場では何が起こるのか、本当に分からないものです。
ユーロドル長期分析(4時間足)
23日週オープンは1.227ドル・クローズは1.213ドルでした。最高値は1.228ドル・最安値は1.205ドルです。値動きが大きかった26日・27日を中心に、テクニカル分析をしてみます。 26日は、ユーロドルの下がり幅が最も大きい日でした。
先々週20日に10日と25日のデッドクロスが発生し、週明け早々から下降気味となっていました。下値が広がったのが、26日の欧州時間です。26日はECB理事会が控えていたため、ユーロドルは膠着状態が続きました。上に行くか下に行くかは、「神のみぞ知る」です。
でも4時間足を見てみると、26日午前4時頃(25日NY時間)に、100日と50日のデッドクロスが発生しています。非常に難しい状況ではありましたが、サインはハッキリと出ていました。 では次に、ユーロドルの上がり幅が大きかった27日をチェックしてみましょう。
27日の上昇は何かサインが出ていたというよりも、反動と見て良いでしょう。なぜならば27日欧州時間には、23日週最安値である1.205ドルをマークしています。でも1.205ドルにつけてから、ユーロドルは反動で上昇しました。モメンタムを見ても、勢いづいていることがハッキリと出ています。
ユーロドル短期分析(1時間足)
次はユーロドルの値動きが大きかった26日欧州時間・27日欧州時間を中心に、詳しく分析してみます。 26日にユーロドルが大きく下がったのは、午後11時頃でした。1.217ドルあったユーロドルは、1.210ドルにまで下がったのです。26日にはECB理事会があったので、急激に動くことは想定内です。
同時刻に10日線と25日線のデッドクロスが発生し、ユーロドルは売られました。ただ時間をさかのぼってみると、25日午後5時にもデッドクロスが発生しています。 この時の下がりは緩やかなものではあったものの、26日のフラグになったのではと見ています。
なぜならば、25日午後5時以降を境にユーロドルは下降トレンドに突入しています。その最中に発表されたのが、ECB理事会です。ECB理事会で更に勢いがつき、ユーロドルは大きく下がったとおもわれます。 次に上昇幅が大きかった、27日欧州時間を見てみましょう。
26日のECB理事会で、ユーロドルの下降は止まりません。27日になっても下げ幅は少しずつ広げ、ついに23日週最安値となる1.205ドルまで到達しました。でも23日週最安値を記録してから、ユーロドルは上昇しました。
上昇のサインは1時間足では確認できませんでしたが、15分足でハッキリと出ていました。午後11時15分に10日と25日のゴールデンクロスが発生すると、午後11時30分には1.211ドルまで駆け上がりました。