週間テクニカル分析 2018年7月31日 ユーロ/ドル相場観-FX 初心者が失敗しない10ヶ条-
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週間テクニカル分析 2018年7月31日 EUR/USD 相場観
週間テクニカル分析 2018年7月31日
ユーロドル週間分析(7月23日~7月27日)
※表示時間はロンドン時間、使用チャートはMT5となっています。
23日週は政治的に色々と“しんどい”1週間でした。週前半はトランプ大統領がFRBが実施する利上げやドル高を牽制したこともあり、ドルは重い展開に…。 さらに重くしたが、米欧首脳会談でした。どういう内容になるのか全く予想がつかず、市場は常にピリピリしたムードとなりました。
ただ完全とは言わないものの、関税と非関税障壁を撤廃することに合意。市場に漂っていた強い警戒感は一応拭い去ることができました。 ECB理事会では、特に大きなサプライズはなし。でもドラギECB総裁の「来年夏を通じて金利を据え置く」の発言により、ユーロドルは下がってしまいました。
ユーロドル長期分析(日足)
23日週、オープンは1.172ドル・クローズは1.166ドルでした。最高値は23日午前に記録した1.175ドル・最安値は27日夜に記録した1.162ドルです。 週足と日足を見てみると、移動平均線が気になる動きをしています。
週足では、10日線と75日線が交わっています。また日足を見てみると10日・25日・50日線が、週後半あたりから密集しています。実は過去を見ると移動平均線が密集すると、後でユーロドルが大きく動いていることが分かりました。 最近では今年4月19日~20日にかけてです。10日・25日・50日・75日線が、密集していました。
移動平均線が密集した直後にユーロドルは大きく動き、1.241ドルあったユーロドルは1.182ドルまで大きく下がりました。逆に、ユーロドルが上昇したケースもあります。 ただの思い過ごしであればそれに越したことはありませんが、一応警戒だけはしておいて下さい。
ユーロドル短期分析(1時間足)
もう少し詳しく分析してみましょう。1.172ドルで幕を開けたユーロドルは、23日10時に23日週最高値となる1.175ドルへとつけました。先週末のユーロドルの勢いを受け継いだ形となります。 しかし10時をピークにユーロドルに勢いがなくなり、18時には1.17ドル台を下回りました。
その後1.17ドル台を回復する場面は幾度か見受けられましたが、上値は重い展開です。それもそのはずで、24日から26日の間、モメンタムは常にマイナス圏内へとつけていました。プラス圏内に突入した場面もなくはないものの、すぐにマイナス圏内へと引き返しています。 モメンタムがプラス圏内に突入したのが、26日午前1時でした。モメンタムの動きに合わせるかのようにユーロドルは上昇し、1.17ドル台へと見事返り咲くことができました。
そして26日10時には、1.174ドルへとつけます。26日に意識したかったのが、サポートになっていた1.166ドルです。24日16時に1.166ドルにつけていた時にユーロドルを買っておき、レジスタンスである1.171ドルを超えた時に売っておけば、大きな利益になっていたとおもいます。 23日週のユーロドルは、買い・売りのサインはハッキリ出ていたのでわかりやすかったです。トランプ大統領がドル高を牽制したことで難しい週になるのではとおもっていたのですが、合図はしっかりと出ていました。