週間テクニカル分析 2017年11月6日 ユーロ/ドル相場観-FX 初心者が失敗しない10ヶ条-
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週間テクニカル分析 2017年11月6日 EUR/USD 相場観
週間テクニカル分析 2017年11月6日
ユーロドル週間分析(10月30日~11月3日)
※表示時間はロンドン時間、使用チャートはMT5となっています。
先週のユーロドルは、1.1603ドルオープンとなりました。 先々週に開催されたECB理事会において、金融緩和縮小が決定されました。
金融緩和縮小は市場予想通りとなったものの、ECBの慎重な姿勢に嫌気をさされてしましユーロ売りが強まりました。 そして先週はECB理事会を通過したのか、比較的穏やかな相場でスタート切りました。
ユーロドル長期分析(4時間足)
先々週にユーロドルは、1.18ドル台から、1.16ドル台まで下落。そして週明けには、1.162ドルから1.164ドル台のレンジ相場となりました。
週初めにはアメリカ下院において、税制改革が可決されてドル買いは進みました。税制改革が進めば景気が刺激され、ドルは大きく動きます。しかし不透明感が未だ拭えず、動くに動けない状況と言えるでしょう。
しかしFOMCにおいて不透明感が拭われると、1.167ドルまで上昇。政策金利は現状維持となったものの、12月利上げはほぼ確実のものになりました。ただ雇用統計の結果が弱かったのが痛手となり、ユーロドルは1.157ドルを意識する展開となりました。
しかし11月に入ってから、ユーロドルは大きく動きます。きっかけになったのが、FOMCです。声明文は市場の予想通りとなったものの、12月利上げの期待は大きくなりました。ユーロドルは1.161ドルから1.167ドルまで上昇しました。その後10日平均移動線を下回り、1.162ドルまで下落したものの1.166ドルまで戻すことができました。
そして今週最もユーロドルが大きく動いたのが、3日のNY時間早朝です。1.164ドル台を推移していたユーロドルは、1.169ドルと1.170ドル台目前にまであがりました。大きく動いたきっかけになったのが、アメリカの雇用統計の発表です。弱い雇用統計に嫌気がさされたのか、1.170ドル台目前は夢幻と消えました。1.169まで跳ね上がった後は、一気に1.159ドルまで下値を広げました。1.15ドル台につけるのは、今年7月以来のことです。
平均移動線を大きく下回っているので、週明けは買いポジションとして持っておきたい所です。しかし今週は大きなイベントは見当たらず、難しい展開にはなるでしょう。アメリカの税制改革の行方が焦点になるかと思いますが、現時点においてはポジティブな要素は見受けられません。今週は難しい展開になりそうですが、何とか乗り切って行きましょう。