週間テクニカル分析 2017年12月18日 ユーロ/ドル相場観-FX 初心者が失敗しない10ヶ条-
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週間テクニカル分析 2017年12月18日 EUR/USD 相場観
週間テクニカル分析 2017年12月18日
ユーロドル週間分析(12月11日~12月15日)
※表示時間はロンドン時間、使用チャートはMT5となっています。
先週はビッグイベント続きでした。日本時間13日未明にはFOMCの発表、翌日14日にはECB理事会・イングランド銀行金利発表。週末には米税制改革法案について、大きな動きもありました。何かと忙しい1週間でした。
ビッグイベントが目白押しだったこともあってか、ユーロドルはイベントを見据えた動きとなりました。ただイベント内容は特に大きなサプライズはなく、大方は市場の予想通りです。 だから慌てずきっちり対処できていれば、利益に繋がったかとおもわれます。
ユーロドル長期分析(4時間足)
週明けの11・12日のユーロドルは、ほとんど動きませんでした。FOMC前だということもあり、硬直状態にありました。そしてFOMC公表後にドル売りが起こり、ユーロドルは1.172ドルから1.183ドルまで上昇しました。
FOMCは市場予想通りの利上げを実施したものの、予想通りでサプライズはありません。利上げに関してだけ言えば、何の反応も見せませんでした。
注目された来年の金利見通しも、9月に発表された3回と変わっていません。成長見通しは2.1%から2.5%と上昇し、ポジティブな内容となっています。しかしインフレについては「中長期的に2%目標へ向かう」とあり、些か弱腰とも取れる内容でした。
1時間足を見ても、11日・12日のユーロドルは固いです。1.181ドル台から1.176ドル台の間を推移しており、様子見ムードとなっていました。 12日23時頃にデッドクロスが発生し、翌日13日にかけて1.177ドルから1.171ドルまで下落。先月21日に記録した1.1712ドルにまで迫りました。
尚13日には1.17ドル半ばで固定され、FOMCの発表待ち状態でした。そしてFOMCが発表されるとドルが急速に売られ、ユーロドルは急上昇。1.18ドル台へ乗り上げました。同時にゴールデンクロスも発生しており、ユーロドル買いは加速しました。
14日に発表されたECB理事会のポジティブな内容も、ユーロドルの加速を更に高めました。 しかし調子は続かず、15日深夜1時頃に10日線と25日線のデッドクロスが発生。ユーロドルは1.186ドルから1.176ドルまで下がってしまいました。年末ということもあり、売りが強くなった様子です。
去年2016年12月半ばのユーロドルチャートを覗いてみても、先週と同じくユーロドル売られていました。その後年末にかけて重い動きとなっています。おそらく今年も、何か大きな出来事がおきなければ去年と同じような動きとなるでしょう。
ただ必ずしも、去年と同じような動きになるとは限りません。なぜなら早ければ、19日・20日に税制改革法案採決という、大きな事件が待ち受けているからです。