週間テクニカル分析 2017年12月25日 ユーロ/ドル相場観-FX 初心者が失敗しない10ヶ条-
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週間テクニカル分析 2017年12月25日 EUR/USD 相場観
週間テクニカル分析 2017年12月25日
ユーロドル週間分析(12月18日~12月22日)
※表示時間はロンドン時間、使用チャートはMT5となっています。
12月18日週はクリスマス休暇前ということもあり、動向薄な展開となりました。でも米税制改革法案成立という今年最大のイベントがあり、市場にも影響は出ています。 これまで紆余曲折あった米税制改革法案は、米上院両院で可決されました。
また大統領の承認も得られ、成立となりました。2018年のユーロドルを占う上で、米税制改革法案が大きな鍵を握りそうです。 しかし一方でイギリスの動きが、よろしくありません。イギリス政府で官僚のスキャンダルが相次ぎ、ポンドにも影響が出ています。現時点でユーロに影響は特に見られませんが、油断はできません。
ユーロドル長期分析(日足)
18日週のユーロドルは、上り調子となりました。1.174ドルオープンとなったユーロドルは、22日には1.18ドル台へとつけました。
日足を見てみると、先々週の14日にゴールデンクロスが発生。先々週は米税制改革法案の成立、クリスマスシーズンも相まって、動きづらかったかと思います。しかし先々週に発生していたサインを見逃していなければ、利益となっていたでしょう。
しかしクリスマスシーズンに本格突入ということもあり、週半ばを過ぎるとはほとんど動かない状態でした。21日午前0時には1.19ドル台へと乗り上げましたが、米税制改革の影響によるものが大きいです。ただ1.19ドル台へ到達した後は直ぐに値を戻し、1.18ドル半ばで先週の取引は終わりました。
18日から20日は、ユーロドルは膠着状態にありました。米税制改革法案が可決されるかどうか重要なイベントがあり、様子見ムードとなりました。しかし米税制改革法案の成立の影響は大きくなく、微妙に動いた程度です。
ただ既に税制改革が織り込み済みであっても、21日午前0時に記録した1.19ドル台は、見過ごすことはできません。1.19ドル台のきっかけになったのが、ボリンジャーバンド+3σでした。 18日から20日午後10時まで、ユーロドルはボリンジャーバンド+3σを下回る動きとなっていました。しかし午後11時にはボリンジャーバンド+3σを抜け、日付が変わった21日午前0時には1.19ドル台へとつけたのです。
理想を言えば、18日オープン時点でユーロドルを買っておきたい所です。でも午後11時の時点で買っておけば、一応の利益にはなります。得られる利益は少ないものの、マイナスになるよりはマシです。 しかし18日週はクリスマス前ということもあってか、全体的に動向が薄く展開となりました。
25日週は年末ムード一直線となるので、ますます閑散となるでしょう。最後まで粘りに粘り、2018年を気持ちよく迎えましょう。それでは良いお年を。