週間テクニカル分析 2018年1月29日 ユーロ/ドル相場観-FX 初心者が失敗しない10ヶ条-
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週間テクニカル分析 2018年1月29日 EUR/USD 相場観
週間テクニカル分析 2018年1月29日
ユーロドル週間分析(1月22日~1月26日)
※表示時間はロンドン時間、使用チャートはMT5となっています。
22日週は、ドル売りが進みました。 インパクトがあったのは、週後半ムニューシン米財務長官の発言です。
ムニューシン米財務長官は、「ドル安は貿易にとって良い」と発言。保護主義な貿易政策を取るのかと、市場には緊張感が走りました。 22日週は、日銀とECBの金融政策発表もありました。
両者とも、予想通りの据え置きのです。ただドラギECB総裁は会見にて、ユーロ高牽制とも取れる内容の発言をしました。ただそれでも、ドル安の動きは止まることはありませんでした。
ユーロドル長期分析(4時間足)
22日週は1.226ドルオープンで、26日に1.242ドルでクローズとなりました。底値は1.221ドル・高値は1.253ドルです。ユーロドルの伸びが最も高かった日は、24日でした。
4時間足を見てみると、先々週末20日午前4時に10日・25日のゴールデンクロスは発生していました。しかし週明けて22日になっても、ユーロドルはほとんど動きません。動き出したのは、23日になってからです。
ユーロドルの上値はぐんぐん広がり、25日午後8時に1.25ドル台へとつけました。2014年11月以来の高値水準です。 今後もユーロ高は続くかどうかと尋ねられると、「YES」です。ただ急激に伸びることはなく、少しずつゆっくりとした伸びになると予想します。
4時間足では、23日午後8時頃からユーロドルは高値を伸ばしていきました。でも1時間足を見てみると、3時間早い午後5時の時点で既に動いていることが分かります。
この時10日・25日、50日・75日の2つのゴールデンクロスが発生。ユーロドルが勢いづく、絶好の環境が既に整っていました。 そして25日夜に1.25ドルへと到達する訳ですが、1.25ドル台より上に上がることはありませんでした。この時、ボリンジャーバンド+3σである1.247ドルを遥かに超えていました。
また政治イベントを見極めたいという思惑も、渦巻いていた頃です。 25日にはドラギECB総裁による、ユーロ高牽制の発言が出ました。すぐ後にトランプ大統領の「強いドルが望ましい」の発言も飛び出ており、ユーロドルは停滞しました。またダボス会議の、トランプ大統領の演説内容を確認したいという思惑も、停滞した要因の1つでしょう。
1.25ドル台へくすぶっていたユーロドルは、1.24ドル後半へ下がったのは必然的といえます。そして26日午前4時には、1.236ドルまで下がりました。 1.25ドル台ヘの警戒感が気になるものの、1.25ドル超えは早くて29日週に起こると予想します。
ただ2018年に入ってからは、ユーロドルの上昇がすごいことになっています。だからこそ、逆に下がることも有り得ます。最終的な判断は、各々にお任せします。