週間テクニカル分析 2018年7月18日 ユーロ/ドル相場観-FX 初心者が失敗しない10ヶ条-
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週間テクニカル分析 2018年7月18日 EUR/USD 相場観
週間テクニカル分析 2018年7月18日
ユーロドル週間分析(7月9日~7月13日)
※表示時間はロンドン時間、使用チャートはMT5となっています。
9日週は、再び米中貿易問題に動きが出てしまいました。アメリカ政府は、2000億ドル相当の対中国追加関税品目を発表。中国も、対抗措置を講じるとしています。 またNATO首脳会談において、欧州同盟国が国防予算増額を表明。
トランプ大統領の要求を飲んだ形となりました。 政治的に大きな動きがあったものの、ユーロドルは不思議と落ち着いています。予想は難しいとおもったのですが、9日週はわかりやすかったように感じます。
ユーロドル長期分析(4時間足)
9日週オープンは1.174ドル、クローズは1.168ドルでした。最高値は1.179ドル・最安値は1.161ドルです。週明け9日10日には大きな動きは見受けられませんでしたが、11日には大きな動きがありました。でも12日13日の週末に入ると、動きは停滞状態になりました。
4時間足を見てみると、ユーロドルが最も大きく動いたのは12日の0時頃でした。1.172ドルから、1.166ドルへと落ち込んだのです。下落サインは、10日と25日のデッドクロスです。かなり分かりやすい形で出ていたので、わかりやすかったとおもいます。
更に遡ると10日16時頃、ユーロドルは20日線を下回っています。20日線を下回った後、ボリンジャーバンド-2σに迫っています。 難しい展開になると見ていたのですが、ハッキリとサインは出ていたのでわかりやすかったです。
ユーロドル短期分析(1時間足)
1時間足で、もう少し詳しく分析してみましょう。11日21時にユーロドルは1.175ドルまで上昇。レジスタンスである1,174ドルを少し超えて、ROCも上昇。ユーロドルそのものに勢いがありました。
しかし12日2時にかけてユーロドルは下がり、1.166ドルまで下がりました。ユーロドルに勢いがなくROC・RCIの数値も下がっています。また12日0時には、MACDとSIGのデッドクロスも発生。下落要因は嫌というほど揃っていました。
ユーロドルが下がった要因は、アメリカとEUとの貿易問題です。アメリカは中国だけでなく、EUからの輸入品にも関税を掛けると表明しています。EUにかかる関税により、ドイツを始めとする欧州の景気が弱まるのではと懸念されています。
ポイントとして見ておきたいのが、下値ラインです。ユーロドルに勢いがないのなら、どこまで下がるのかを見極めたいものです。下値のヒントとなったのが、ボリンジャーバンドでした。ユーロドルが上昇した11日21時、ユーロドルはボリンジャーバンド+2.0σである1.175ドルにつけていました。
しかし23時になるとユーロドルは、20日線を下回ります。20日線を下回った時、ボリンジャーバンド-3σは1.168ドルをつけていました。 13日17時には1.168ドルを大きく下回る1.161ドルにつけていたものの、1.168ドルを下値として見極めておけば、利益は出ていたとおもいます。