週間テクニカル分析 2018年4月2日 ユーロ/ドル相場観-FX 初心者が失敗しない10ヶ条-
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週間テクニカル分析 2018年4月2日 EUR/USD 相場観
週間テクニカル分析 2018年4月2日
ユーロドル週間分析(3月26日~3月30日)
※表示時間はロンドン時間、使用チャートはMT5となっています。
26日週のユーロドルは、1.235ドルオープン・1.228ドルクローズでした。最高値は1.247ドル・最安値は1.228ドルです。 トランプ政権のゴタゴタは、まだ続いています。でも米中貿易戦争が収まる気配が出てきたこと、北朝鮮との関係も解決の糸口が見えたことがポジティブ材料となりました。
しかし株式市場は不安定なままになっており、ゴタゴタが収まる気配はありません。 ユーロドルもゴタゴタに振り回された感があり、不安定な動きとなりました。
ユーロドル長期分析(日足)
日足を見てみると週前半は好調でしたが、後半は勢いを失ってしまいました。イースターが近かったこともあり、調整が入っていたのでしょう。上げ幅が大きかったのは、26日。下げ幅が大きかったのは、28日でした。
ユーロドル長期分析(4時間足)
では4時間足で、26日と28日を中心にユーロドルを分析してみます。 26日は、1日中上り調子でした。特に上値が伸びたのは、26日欧州・NY早朝にかけての時間帯です。この時サインらしいサインは出ていませんが、先々週22日午後8時に10日と25日の微妙なゴールデンクロスが発生しています。少々強引な気がしますが、上がる気配はありました。
次にユーロドルの下げ幅が広がった、28日を見てみましょう。28日午前は緩やかながらにも、上昇を続けていました。しかし午後になると下り坂となり、NY時間早朝には更に大きく値を下げました。
この時もサインらしいサインは見当たりませんが、ヒントになりそうな現象は起きています。 28日前日の27日午後12時に、26日週最高値となる1.2467ドルを記録しました。でも最高値に付けた後は、そのままずるずると下がっています。つまり27日の下がりが、28日になっても色濃く出たのかもしれません。
次にユーロドルが最も大きく動いた26日欧州・NY早朝・28日午後を中心に、1時間足で分析してみます。 26日の朝・昼は何事もなく、ユーロドルはほぼ動かない状態になっていました。でも欧州時間に入ると上値を伸ばし、1.24ドル台を突破しました。ユーロドルに勢いが付き始めた午後4時頃、ボリンジャーバンド+2.0σである1.243ドルを超えています。
もっと言えば26日午前9時・更に言えば24日午前0時にも同じ現象が起きていました。26日午前中はほとんど動かず、イライラしていた方も多いでしょう。でもよく見ると、微妙ではありますがサインは出ていました。さらに1.24ドルの大台に乗り上げたことも、材料となったようです。
ではユーロドルの値が下がった、28日の午後はどうだったのでしょうか?27日~28日にかけては、ボリンジャーバンド±2.0σの間を推移していました。途中でやや下回る場面はあったものの、何とかこらえてはいます。状況が大きく変わったのが、28日午後10時頃です。
-2.0σであった1.236ドルを一気に下回ると、ズルズルと下がっていきました。そして日付が変わり29日になると1.229ドルまで下値を広げていきました。 さらに28日午後4時・午後8時には、デッドクロスも発生しています。26日の上昇は少し読みづらさはあったものの、28日の下降は比較的読みやすかったと思われます。