週間テクニカル分析 2018年4月24日 ユーロ/ドル相場観-FX 初心者が失敗しない10ヶ条-
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週間テクニカル分析 2018年4月24日 EUR/USD 相場観
週間テクニカル分析 2018年4月24日
ユーロドル週間分析(4月16日~4月20日)
※表示時間はロンドン時間、使用チャートはMT5となっています。
16日週で熱い注目を浴びていたのが、日米首脳会談でした。特に通商問題での日米対立には強い警戒感があり、市場は様子見ムード一色となっていました。しかし懸念されていた通商問題の対立は回避され、リスクは説かれました。
しかしドルに関しては何とかなったものの、問題はユーロの方です。ユーロと言うよりも、ポンドと言った方が良いでしょう。イギリスの経済指標は振るわず、景気に影を落としています。ただポンドの不調はユーロには響いていませんが、警戒はした方が良さそうです。
ユーロドル短期分析(1時間足)
16日週オープンは1.232ドル・クローズは1.228ドルでした。最高値は1.241ドル・最安値は1.224ドルです。政治的リスクが意識された週ではありましたが、全体的に見るとそこまで大きくは動いていません。
また2014年末以来の高値水準をキープしており、ユーロドルは好調です。 ユーロドルの上昇率が高かったのが、週明けの16日でした。朝方はほとんど動いていませんが、欧州時間になると1.236ドルまで上昇しました。午前11時頃に、50日線と75日線のゴールデンクロスが発生。分かりやすい形で出ていたので、予想はしやすかったと思われます。
ユーロドルの下落率が高かったのが、週末の20日でした。欧州時間に10日と50日のデッドクロスが発生し、16日週最安値となる1.224ドルをマークしました。でもデッドクロスが発生する前から、既に下降トレンドに突入しています。必然的に下値を探る展開となっていたので、わかりやすかったかと思います。
ユーロドル長期分析(4時間足)
ユーロドルの値動きが大きく出た16日欧州時間・20日欧州時間を中心に、細かく分析してみましょう。 1時間足を見てみると16日午後5時に、50日と25日のゴールデンクロスが発生しました。ユーロドルは1.232ドルから1.235ドルまで駆け上がり、17日午後4時には16日週最高値である1.241ドルをマークしました。
エンベロープを見てみると、ユーロドルが急速に上昇した午後5時にエンベロープ+0.1%である1.238ドルを突き抜けています。突き抜ける前は、+0.1%~-0.1%の枠内に収まっていました。しかし17日に1.241ドルを記録した後は、1.233ドルまで下がっています。この時、エンベロープ-0.1%を下に突き抜けています。急激に下がったので慌てたかもしれませんが、冷静に分析していれば問題ありません。
次に下落率が大きかった、20日欧州時間を分析してみましょう。ユーロドルが大きく下がったのは、午後5時頃です。1.234ドルから1.224ドルまで、一気に落ち込んでしまいました。特にユーロドルを引き下げるような材料はなかったものの、チャートでものすごく分かりやすい形でハッキリとサインは出ていました。
20日午前0時(19日NY時間)に、デッドクロスが発生しています。しかも1つだけでなく、移動平均線が大密集しています。密集し過ぎて何日線と何日戦が交わっているのか、分からないほどです。