週間テクニカル分析 2018年8月20日 ユーロ/ドル相場観-FX 初心者が失敗しない10ヶ条-
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週間テクニカル分析 2018年8月20日 EUR/USD 相場観
週間テクニカル分析 2018年8月20日
ユーロドル週間分析(8月13日~8月17日)
※表示時間はロンドン時間、使用チャートはMT5となっています。
13日週は、トルコの動きに振り回されっぱなしの週でした。先々週末に大暴落を起こしたトルコリラは、週明けになっても傷が癒えることはありませんでした。理由はアメリカとの関係です。
アメリカは、トルコで捕らえられているアメリカ人牧師の開放を要求。しかしトルコ側としては、アメリカ人牧師はテロリストの一員であり開放する訳にはいきません。当然アメリカ側としては面白いはずはなく、制裁措置を強化し鉄鋼・アルミの関税率を倍にすると発表しました。 ここ最近、政治には振り回されっぱなしです。
ユーロドル長期分析(週足)
13日週オープンは1.138ドル・クローズは1.1440ドルでした。最高値は1.1444ドル・最安値は1.138ドルです。 週足を見てみると6月10日で、50日と75日が交わっています。また7月29日には10日と75日も交わっています。何もなければそれに越したことはありませんが、大きな動きがあるかもしれないので警戒はしておきたい所です。
ただ4時間足を見てみると、17日12時に10日と25日のゴールデンクロスが発生しています。RCI・RSI・モメンタムを見てみると、ユーロドルが活気づいていることが見て取れます。週末の勢いが週明けでも続けば、ユーロドルは伸びると予想します。ただしあくまでも「予想」なので、ご了承頂ければ幸いです。
ユーロドル短期分析(1時間足)
9日に勢いを失ったユーロドルは、13日にはようやく落ち着きを取り戻すことができました。しかし完全に回復には至らず、ダメージは思っているよりも大きくなりました。 13日~14日のユーロドルは比較的穏やかではありましたが、15日になると再び下落。
14日21時に10日線と25日線のデッドクロスが発生し、ユーロドルは1.140ドルから1.13ドル台へと落ち込んでしまいました。下値としてサポートされていた1.137ドルを下回ると、ユーロドルは更に下落。15日22時には13日週最安値となる1.130ドルまで下がってしまいました。1.12ドル目前まで迫ったユーロドルですがすぐに反発し、1.134ドルまで回復しました。
その後もぐいぐい上値を伸ばし、1.14ドル台を何とか回復することができました。 上昇の合図になったのは、1.130ドル台という名前の壁であるのは言うに及ばずです。また、MACDとSIGのゴールデンクロスが発生したことも大きいでしょう。
ユーロドルが大きく下がった時にマイナス圏内に潜っていたモメンタムも、ユーロドルが1.14ドル台を回復した時はプラス圏内へと上昇していました。 ただ1.14ドル台に駆け上がったことで警戒感が出たのか、すぐに1.13ドル台へと戻しています。
ユーロドルの動きだけを見ると、慌ててしまうのも仕方がないことです。でもユーロドルはピッタリと21日線に寄り添い、勢いは衰えていません。ユーロドルの勢いをきっちりとキャッチできていれば、18日3時には大きな利益を得られていたことでしょう。