週間テクニカル分析 2018年2月5日 ユーロ/ドル相場観-FX 初心者が失敗しない10ヶ条-
FX初心者が失敗しない10ヶ条 > 基礎からわかるテクニカル分析> 週間テクニカル分析 2018年2月5日 EUR/USD 相場観
週間テクニカル分析 2018年2月5日 EUR/USD 相場観
週間テクニカル分析 2018年2月5日
ユーロドル週間分析(1月29日~2月2日)
※表示時間はロンドン時間、使用チャートはMT5となっています。
1月29日週は、アメリカを中心にイベント続きでした。週明け早々にはトランプ大統領の一般教書演説、FOMC、雇用統計と何かと忙しい1週間でした。
一般教書演説には警戒感が持たれたものの、比較的大人しい内容におさまりました。FOMCは特にこれといったサプライズはなかったものの、物価見通しの上方修正は大きな材料です。
でもドル相場は方向性が定まらず、どっちに動いて良いのか分からない状態でした。長期債利回り上昇による金利差が、売り・買いを決定づけました。来週も長期金利の動向には、要注目です。
ユーロドル短期分析(1時間足)
1月29日週は、先々週に記録した1.25377ドルを超えることはできませんでした。それでも2月2日には、1.25223ドルにまで高値を伸ばしています。1.25ドル水準は、2014年11月以来です。尚29日週の下値は、1月30日に記録した1.2346ドルでした。
週明けは1.242ドルオープンでしたが、しばらくユーロ高ドル安傾向が続きました。そして30日16時には、最安値となる1.2346ドルへとつけました。ポイントとなったのが、10日線です。27日8時に10日線の1.244ドルを下回り、そのままズルズルと下がった形となりました。
週明け早々、ユーロドルを下げるような材料はありませんでした。ただ考えられる理由としては、ビッグイベント前だったことと月末によるものです。早い話が、タイミングの問題でした。
29日週の高値は、1.25223ドルでした。きっかけはFOMCだったものの、テクニカル的に見てもハッキリとしたサインが出ていました。4時間足では分かりにくかったと思いますが、1時間足では分かりやすい形で出ていました。
29日週高値を記録する前日である1日に、ゴールデンクロスが出現していました。しかも1つだけでなく、確認できた分だけでも4つは出現しています。ここまでサインが出ているのならば、もっと早い段階で1.25ドルにつけていても不思議ではありません。
しかしFOMC直後にはこれといって反応は見られず、むしろECB理事のタカ派とも取れる発言が注目されていました。 2月2日に高値である1.25ドル台をつけけたものの、23時に10日と25日のデッドクロスが発生しました。1.249ドルから1.243ドルまで一旦は落ち込んだものの、何とか持ち直して1.2456ドルでクローズしました。
さて5日週のユーロドルの動きですが、ポイントになりそうなのが3日午前6時に出現した、10日と50日のクロスでしょう。上に向くか下に向くかは判断が難しい所ではありますが、上手く読み取れれば週明け早々に大きな利益が得られるかもしれません。