週間テクニカル分析 2018年8月17日 ユーロ/ドル相場観-FX 初心者が失敗しない10ヶ条-
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週間テクニカル分析 2018年8月17日 EUR/USD 相場観
週間テクニカル分析 2018年8月17日
ユーロドル週間分析(8月6日~8月10日)
※表示時間はロンドン時間、使用チャートはMT5となっています。
6日週は、ドル高が目立ちました。人民元を始めとする新興国通貨が下落したことにより、ドル買い圧力が広がった形となりました。米中貿易戦争のリスクも未だくすぶっており、市場は未だ持って不安定のままです。
ユーロドルに関することで言えば、ブレグジットの行方です。ブレグジットリスクが再び意識され、ポンド相場は苦しい立場に…。ポンドの動きに反応し、ユーロドルも重い展開となりました。
ユーロドル長期分析(4時間足)
6日週オープンは1.156ドル・クローズは1.141ドルとなりました。最高値は1.162ドル・最安値は1.138ドルです。 6日~8日は劇的というほどではないものの、緩やかに上昇。8日には、1.162ドルにつけました。しかし1.162ドルにつけた後、ドル円は緩やかに下っていきました。
ポイントとなったのは、10日線です。 7日午前~9日午前までは、10日線を僅かではあるが上回っていました。でも9日夕方になると10日線を下回り、そのままズルズルと下がりました。この時に意識したかったのが、サポートである1.152ドルです。
もしユーロドルの勢いが完全になくなっていたら、1.152ドルを売りで持っておきたかった所です。しかしテクニカル的に見てみると、勢いがあるとも取れるし、ないとも取れる展開です。判断は非常に難しい所です。
ユーロドル短期分析(1時間足)
6日週最高値は、8日午後12時につけた1.162ドルでした。4時間足では合図はハッキリしなかったものの、1時間足を見てみるとサインはしっかりと出ていました。 注目は、7日午前11時です。当時は大きな指標の発表もなければ、世界が騒然とするニュースもありません。
ユーロドルは方向感欠ける展開となっており、イライラしていたという方も多いでしょう。でもRCIを見てみると、午前10時時点ではマイナス圏内へと沈んでいましたが、午前11時にはプラス圏内へ突入。更に1時間後の午後12時になると、RCIは一気に上昇しました。
RCIが一気に上昇した時、ユーロドルは1.156ドルにつけています。1.156ドルの時にユーロドルを買っておけば、利益は確実です。 次に、10日・正しくは11日に記録した6日週最安値である1.138ドルを中心に詳しく分析してみましょう。
ユーロドルは9日午後2時に20日線を下回り、勢いを失いました。しかし勢いを失ったからとは言え売りの判断を出すのは、難しい形です。ヒントとなったのが、エンベロープ 0.1%ラインである1.159ドルです。
ユーロドルはエンベロープ 0.1%を下回ると、勢いが弱まり10日には1.151ドルまで下がりました。エンベロープ 0.1%を下回ったのは、午後4時になってからです。午後4時頃に記録した1.160ドル台の時に売りに出せば、大きな利益になっていたでしょう。