週間テクニカル分析 2018年9月13日 ユーロ/ドル相場観-FX 初心者が失敗しない10ヶ条-
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週間テクニカル分析 2018年9月13日 EUR/USD 相場観
週間テクニカル分析 2018年9月13日
ユーロドル週間分析(9月3日~9月7日)
※表示時間はロンドン時間、使用チャートはMT5となっています。
アメリカの対中関税2000億ドル相当の発動を控え、市場は緊張感に包まれました。アメリカとカナダのNAFTA協議も、どうなるかは分かりません。6日には乳製品を巡って意見が対立し、泥沼状態になっています。
一方でイギリスのEU離脱協議において、合意なき離脱への警戒感が交代したのはプラス材料。ポンドが大きく動くことになったものの、ポンドにつられてユーロも買い戻しが入りました。 来週も通商問題に振り回されそうですが、何とか踏ん張って行きましょう。
ユーロドル長期分析(4時間足)
3日週オープンは1.159ドル・クローズは1.155ドルでした。最高値は1.165ドル・最安値は1.153ドルです。1.160ドルを基準にして、上下の展開となりました。
4時間足を見てみると、先々週31日の16時頃に10日と25日のデッドクロスが発生。デッドクロスの影響は週明け3日になっても、影響は出ていました。RCIを見てみると3日のユーロドルは勢いがなく、いつ下がってもおかしくない状況です。しかし3日20時頃には10日線である1.162ドルを超えたので勢いが出るかと思いきや、下降は更に加速。4日20時には、3日週最安値となる1.153ドルへとつけました。
しばらくは重い展開が続くも、5日8時に10日線である1.159ドルを超えると、ユーロドルは巻き返しました。そして6日8時には、3日週最高値である1.165ドルへつくことができました。モメンタムを見てみると5日も6日も低空飛行となっているものの、数値は急激に上昇しています。モメンタムが上がった頃を見計らってユーロドルを買っておけば、大きな利益につながったかとおもいます。
ユーロドル短期分析(1時間足)
1時間足を見てみると、週明け3日から4日14時までは動きらしい動きはありません。ユーロドルを突き動かすような材料もなく、イライラした週明けとなりました。でも4日12時に出現した10日と25日のデッドクロスを見逃さなければ、週明けのイライラも解消されていたことでしょう。難しい局面ではあったものの、合図はハッキリと出ていました。
ユーロドルは4日14時を皮切りに大きく下がり、4日23時には1.153ドルへとつけました。焦点となったのは、下値の見極めでしょう。ヒントとなったのは、10日線です。30分足を見てみると、20時30分頃に少しだけではあるものの、10日線を上回る場面がありました。しかし勢いには乗れず、再び10日線を下回ることに…。
モメンタムを見てみると目立って数値が上がっていた訳ではないので、タイミング的にはまだ早い段階でした。 しかし4日23時30分になると、ユーロドルは再び10日線を超えました。この時ほぼ同時にモメンタムも上昇。ユーロドルに勢いがついていたことの何よりの証拠です。再び10日線を下回る場面が出てくるものの勢いは衰えることなく上昇を続け、6日9時には1.165ドルにつくことができました。 3日週は貿易問題も相まって、非常にしんどい場面が多い週でした。でもテクニカル的に見てみると、合図はわかりやすい形でハッキリと出ていました。