週間テクニカル分析 2018年1月4日 ユーロ/ドル相場観-FX 初心者が失敗しない10ヶ条-
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週間テクニカル分析 2018年1月4日 EUR/USD 相場観
週間テクニカル分析 2018年1月4日
ユーロドル週間分析(12月25日~12月29日)
※表示時間はロンドン時間、使用チャートはMT5となっています。
新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくおねがいします。さて早速ですが、去年12月25日から、12月30日のユーロドルの動きを追いかけます。
2018年にユーロは伸びると期待されていたためか、年末にかけて上昇トレンドとなっていました。しかし安心はできず、警戒はしておきたい所です。ユーロで警戒すべき事柄は幾つかありますが、目下の警戒はヨーロッパ政治です。
2017年末にイタリア議会が解散となり、2018年3月に総選挙が行われます。またドイツ連立政権の動きや、スペインカタルーニャの動向にも目が離せません。 2018年は、何かと忙しくなる1年になりそうです。
ユーロドル短期分析(1時間足)
25日から27日にかけては、ユーロドルに特に大きな動きは見受けられませんでした。欧米ではクリスマス休暇だったこともあり、市場参加者が少なかったのが大きな原因です。
2017年最後の週は、1.1843ドルスタートでした。ユーロドルは1.186ドルまでは一応上昇はしたものの、クリスマス休暇で特に動きはありません。しかし27日から29日にかけて、じわじわと上昇。年末には遂に1.2ドル台へとつけました。 市場参加者は少なく材料もない状態で、読み取るのは難しかったかもしれません。
でもサインならばハッキリと清々しく出ていました。4時間足を見てみると、26日午後12時頃には、10日・25日のゴールデンクロス。27日にもゴールデンクロスが出ています。これらのサインを見逃さずしっかり捉えておけば、利益も得られたことでしょう。
30日午前1時頃に、ユーロドルは1.2ドル台の大台へつけました。27日あたりから1.2ドル台の気配はあったものの、確信は持てません。寧ろ、1.2ドル台は厳しいと見ていました。なぜなら、28日に起きたイタリア議会の解散があったからです。
世論調査からではイタリア議会選挙の結果がどうなるか、全く分かりません。どの党も、過半数の議席獲得は難しいと見ている専門家もいます。また年末で市場参加者は少なく、材料らしい材料もない状態です。
でも非常に難しい状況ではあったものの、29日午後4時に10日と25日のゴールデンクロスが発生していました。ゴールデンクロスが発生したと同時に、ユーロドルは上昇。そして遂に1.2ドルの壁を超えることができました。1.2ドルを超えると直ぐに1.19ドル台へと戻しましたが、予想の範囲内です。
2018年明けました。正月は市場参加者が少ないので、予想が難しい展開が続きそうです。年末に上昇トレンドに乗ったユーロドルは、年始でも勢いが続いているのならば、強気に攻めても良いかもしれません。