週間テクニカル分析 2018年5月8日 ユーロ/ドル相場観-FX 初心者が失敗しない10ヶ条-
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週間テクニカル分析 2018年5月8日 EUR/USD 相場観
週間テクニカル分析 2018年5月8日
ユーロドル週間分析(4月30日~5月4日)
※表示時間はロンドン時間、使用チャートはMT5となっています。
4月30日週はGWでしたが、欧米ではイベントの連続でした。中でも注目イベントだったのが、FOMCです。 政策金利は、市場の予想通りの据え置きです。ただインフレ率が目標の2%に近づいたことで、次回6月利上げに含みを持たせる形となりました。
しかし懸念材料としてくすぶっているのが、米中通商交渉です。話し合いは上手く進んでいるとのことですが、果たして…。 尚4月30日週のオープンは1.212ドル・クローズは1.191ドルでした。最高値は1.213ドル・最安値は1.191ドルです。
ユーロドル長期分析(日足)
4月30日週で下値が広がったのが、5月1日・上昇したのが5月3日でした。ちなみに4月30日週で上昇したのは、5月3日の1日だけです。日足を見てみると4月24日に10日・25日・75日のデッドクロスが発生しています。
デッドクロスをキャッチしていれば、GWのユーロドルの動きはおおよそ検討がついていたことでしょう。 もっともユーロドルの下がりが大きかったのが、5月1日の欧州時間でした。午前中は特に大きな変化はなかったものの、欧州時間になると1.207ドルから1.19ドル台へ下がりました。
動き出したのは、欧州時間に入ってからです。でも昼頃には、ボリンジャーバンド-2.0σである1.203ドルを下回っており、売りの合図となりました。 次に4月30日週唯一の上昇となった、3日を見てみましょう。
しかし4時間足からでは、何がきっかけで上昇したのかはハッキリとしていません。1.20ドル台を超える場面はあったものの、大きく動いた形跡がないからです。ただアメリカのVIX指数・欧州のVSTOXX指数は共に上昇しています。警戒感が強く仕掛けるにも仕掛けられない状態と言えます。
ユーロドル短期分析(1時間足)
次に1時間足を元に、1日欧州時間と3日を中心に分析してみましょう。まずは1日からです。 1日午前は、1.207ドルを挟んで上下の展開でした。でも東京時間終了を境に下値を広げ、2日に日付が変わる直前には1.198ドルまで下がりました。軟調のサインとしては4月30日午後10時に、10日と25日のデッドクロスです。
でも決定打になったのが、1日の午後2時です。この時ユーロドルは僅かですが、ボリンジャーバンド-1σである1.207ドルを下回っています。でも-1σを下回ったことを合図にどんどん値を下げ、最終的には1.1981ドルまで下がりました。 次は3日を分析してみましょう。
3日のユーロドルは上昇してはいるものの、実は下降トレンドの真っ只中内ありました。前日の2日午後10時に、10日と25日のデッドクロスが発生していたのです。合図がきっかけとなり、ユーロドルは1.198ドルから1.195ドルまで下落しています。でも午前3時には、1.20ドル台を回復しました。きっかけになったのが、FOMCです。でもFOMCが起爆剤になることはなく、すぐに1.19ドル台へと値を戻しました。