週間テクニカル分析 2018年3月12日 ユーロ/ドル相場観-FX 初心者が失敗しない10ヶ条-
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週間テクニカル分析 2018年3月12日 EUR/USD 相場観
週間テクニカル分析 2018年3月12日
ユーロドル週間分析(3月5日~3月9日)
※表示時間はロンドン時間、使用チャートはMT5となっています。
5日週は、政治に振り回されました。政治関連ニュースが入る度にドルは揺れ動き、方向感を失ってしまいました。 週前半はトランプ大統領が打ち出した、関税賦課。貿易戦争勃発かとピリピリムード全開です。
ただ、南北朝首脳会議の予定発表は好材料。5月までに米朝首脳会談実施のニュースは、市場に安心感をもたせました。 ただ今後も、米朝首脳会談や関税の動向には注意が必要です。良い方向へ向いてくれたら、それに越したことはないのですが…。
ユーロドル長期分析(4時間足)
5日週のユーロドルは、週前半は上昇傾向にありましたが、後半になると息切れを起こしてしまいました。最高値は8日の1.244ドル・最安値は5日の1.226ドルです。オープンは1.233ドル・クローズは1.230ドルでした。
ポイントになったのは、10日線です。ユーロドルが上昇トレンドに乗っていた時は、10日線を上回っていました。しかし8日12時頃になると10日線を下回ってしまい、そのまま下落。上昇した場面はあったものの、状況を覆すことはできませんでした。
実はこの動き、先々週と同じです。先々週のユーロドルも10日線を上回ると上昇し、下回った時は下降へと転じましました。今後ユーロドルを見る際には、10日線に注目した方が良さそうです。
週前半は、先々週の上昇トレンドを受け継いだ形になりました。2日に10日と25日のゴールデンクロスが発生し、週明け5日になっても上昇は続いていました。そして6日20時から21日にはユーロドルの上値は伸び、1.23ドル半ばから後半まで一気に上昇します。
この時入ってきたニュースこそが、南北朝鮮首脳会談決定です。 上値上昇のきっかけになったのが、南北朝首脳会議であるのは疑いようがありません。しかしニュースが入る前、6時には10日と25日のゴールデンクロスが発生していました。このサインを見逃さなかったら、大きな利益に繋がっていたかと思います。
ユーロドルが上昇した後、しばらくは1.240ドルから1.242ドルの間でのレンジ相場が続きます。全く動かない状態が続きますが、変化が見られたのは8日16時です。ユーロドルは1.240ドルを割り込むと、そのままズルズルと下がり1.237ドルまで下値を広げました。
その後ECB理事会の発表もあり、すぐに1.244ドルまで上昇。でも上昇気流は長く続かず、9日になると1.232ドルまで落ち込んでしまいました。10日に日付が変わると1.233ドルまで上昇するも、特に大きな変化は見受けられませんでした。 さて来週には、米消費者物価指数の発表が控えています。FRBが利上げに踏み切るかどうかは、物価動向にかかっています。