週間テクニカル分析 2018年6月26日 ユーロ/ドル相場観-FX 初心者が失敗しない10ヶ条-
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週間テクニカル分析 2018年6月26日 EUR/USD 相場観
週間テクニカル分析 2018年6月26日
ユーロドル週間分析(6月18日~6月22日)
※表示時間はロンドン時間、使用チャートはMT5となっています。
18日週は、米中貿易戦争懸念リスクが重荷になりました。 週前半はトランプ大統領が中国からの輸入品2000億ドル相当の品目に対して、追加関税の調査をUSTRに支持したとの報道が入りました。株価も下がりちょっとした混乱を招いたのは、言うまでもありません。ただ市場の混乱は限定的で、一旦は落ち着きを取り戻しました。
そして忘れてはならないのが、英中銀政策金利です。金利は据え置きとなったものの、利上げ派が増えたことにより、ポンドは急上昇。当然ユーロにも大きな影響を与えました。 先週は方向感欠ける展開となり、予想も難しかったとおもいます。でもシグナルなら、ハッキリと出ていました。
ユーロドル長期分析(4時間足)
18日週オープンは1.159ドル・クローズは1.165ドルでした。最安値は1.150ドル・最高値は1.167ドルです。18日週はユーロに大きな伸びは見られなかったものの、上昇傾向にありました。 18日明けのユーロドルは冴えない動きでしたが、19日に日付が変わると1.16ドル台へと乗り上げました。
しかし東京時間終了から欧州時間序盤にかけてユーロドルは下落。一時1.164ドルまで値を伸ばしたユーロドルは、1.153ドルにまで落としてしまいました。合図となったのは、ピボットポイントです。ユーロドルが下がった時間、LBOPラインは1.160ドルを下回っていました。かなり微妙なサインではありますが、一応フラグは出ていまし。 次に大きく動いたのは、21日欧州時間です。
19日に下がったユーロドルは、上値を押さえつけられた状態にいました。そして21日欧州時間に差し掛かると、1.163ドルまでに駆け上がりました。サインとなったのは、エンベロープです。 20日16時に、ユーロドルはエンベロープ-0.1%である1.158ドルにつけていました。
21日になるとエンベロープから一旦離れるも、21日16時には再びピッタリとマークしている。これが買いの合図になったのは、明らかでしょう。そしてユーロドルは一気に駆け上がり、1.167ドルで取引を終えました。
ユーロドル短期分析(1時間足)
ユーロドルの動きが特に大きかった19日12時・21日20時を中心に詳しく分析してみましょう。 19日のユーロドルは上り調子でしたが、15時になるとユーロドルは大きく値を下げ、欧州時間入る頃には1.153ドルまで下がりました。
きっかけになったのは政治的なものでしたが、売りの合図はハッキリと出ていました。30分足を見てみると、13時30分にボリンジャーバンドMA20である1.162ドルにつけています。1.162ドルに着けたタイミングを見計らい売りに出せば、大きな利益につながったでしょう。 次に21日欧州時間を見てみましょう。
19日に下値を広げたユーロドルは、上値を押さえつけられたまま推移。21日18時には1.150ドルまで下がってしまいました。しかしすぐにユーロドルは駆け上がり、23時には1.163ドルへ駆け上がりました。きっかけとなったのは英中銀の発表により、ポンドが大きく動いたことが要因。でも合図は出ていました。
ボリンジャーバンドを見ると、ユーロドルが上昇する3時間前・19時にボリンジャーバンド+2σである1.160ドルを超えています。ボリンジャーバンド超えを見計らって買っておけば、かなりの利益になっていたでしょう。